80年代ホラーへの愛を込めた狂気のサイコスリラー『映画検閲』が9月6日より公開。監督が自身のホラー映画愛や作品の裏側について語るインタビュー映像が解禁された。
舞台は、暴力や性描写を売りにした過激な映画“ビデオ・ナスティ”が問題となっていた1980年代のイギリス。ホラー映画の事前検閲をしていた主人公が、映画の中に“失踪した妹”によく似た女性を見つけ、真相を追う内に現実と虚構の狭間に引きずり込まれていく。
本作を手掛けたのは、これが長編デビュー作ながら、Varietyの「いま見るべき10人の監督」にも選出されたプラノ・ベイリー=ボンド監督。映像に登場したボンド監督は、ホラー映画を好きな理由や、本作のために行ったリサーチ、主人公が検閲を行う地下室のインスピレーション、“本物のVHSのような音”を出すための工夫などについて語っている。映像には、撮影時の様子を捉えたメイキングも含まれている。
本作を鑑賞したギレルモ・デル・トロ監督は、「とても気に入った! 緻密で心をかき乱す、このジャンルをイギリス特有のセンスで甦らせた素晴らしいデビュー作だ」とボンド監督に賛辞を送っている。
『映画検閲』
9月6日 新宿シネマカリテほか全国公開