19歳の現代型CB高井幸大のすさまじい成長速度。A代表定着へ、“川崎の先輩”板倉&谷口を超えていけ

 若きファイターがついに日本代表入りを果たした。

 日本サッカー協会は8月29日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選に臨む日本代表メンバーを発表。川崎フロンターレのDF高井幸大が初めてA代表に選ばれた。

 19歳の高井は類まれなカバーリング能力に加え、積極的な縦パスや持ち上がりなどで攻撃の組み立てにも参加でき、現代のセンターバックに求められる資質を持ったプレーヤーだ。

 今夏のパリ五輪でもその能力を遺憾なく発揮。速い出足のインターセプトで何度もボールを奪い、前に正確なパスをつけて攻撃の起点に。U-23日本代表で最年少ながら、堂々としたプレーで最終ラインを支える姿からは大物感を感じた。

 昨年9月、パリ五輪のアジア1次予選に出場するU-22日本代表に招集された際、「あまり知らないメンバーでどうなるかは分からないですけど、試合に出れるなら全力を尽くしたい」と語っていた。当時はどこか自信なげに話していたが、あれからわずか1年でA代表入りを果たしたのだから、すさまじい成長速度だ。
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 森保ジャパンは今回の9月シリーズから、W杯最終予選がスタート。中国戦、バーレーン戦と連勝でスタートダッシュを切りたい重要な2試合で高井に出番があるかは分からないが、代表定着へ向けて爪痕を残したいところ。

 A代表には同じ川崎U-18出身の板倉滉、三笘薫、田中碧や元川崎の谷口彰悟も招集されており、その先輩たちとある意味肩を並べたことになる。これからは背中を追いかけるのではなく、彼らを超えていかなければならない。板倉、谷口はCBでライバルとなるのだからなおさらだ。

 パリ五輪の準々決勝でスペインに敗れ、「もっともっと成長しないといけない」と涙を拭っていた高井はまだまだ成長過程。このA代表での経験を糧に、どこまで進化を続けていくのか、今から楽しみでならない。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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