難敵が立ちはだかる。14戦負けなし(11勝3分)と盤石な戦いを見せる横浜FCは次節、8月31日に山形と敵地で対戦する。
2位の横浜FCに対し、9位と中位に甘んじている山形だが、目下3連勝中。間違いなく勢いがあり、ホームの後押しもある。3月の前回対戦では2-0で勝利しているが、決して侮れない相手だ。
警戒すべき選手の1人は、今夏に鹿島から新加入した土居聖真だろう。25節・岡山戦で先発して山形デビューを果たすと、さっそく移籍後初ゴールをマークし、1-1のドローに貢献。以降の3連勝した試合もすべてスタメン出場し、27節・長崎戦でも1得点。直近の藤枝戦では完璧なラストパスでディサロ燦シルヴァーノの決勝点をお膳立てした。
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好調の山形で圧倒的な存在感を放つ土居と鹿島時代に共闘している伊藤翔は、その実力を十分に理解しているのだろう。
「聖真が“間”に入ると、スムーズにボールが後ろから前に運ばれていく。ちょうどつかまらない、良いところにいるから。技術もスピードもあるし、絶対にやっかいですよ」
横浜FCが勝点を持ち帰るには、経験豊富な32歳をいかに封じるかがポイントになりそうだ。リーグ随一の堅守の見せどころだ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
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