実は「手首を使う」と飛距離は伸びる!“正しい手首”の使い方をプロが解説

「目指すスコアに届かない」という壁に苦戦する中級者・ビギナーは少なくありません。しかし、スイング時の手首に注目することで、スコアの壁を超えることができます。

今回は、樋口貴洸プロによる手首を使って、スコアの壁を超えるコツをレッスン!

「手首を使う」は必要!悪いことではない!

僕がゴルフをはじめたのは高校1年生の夏で、卒業するまでには70台で回れるようになりましたが、当時も今も「手首は使うもの」と信じています。スクールの生徒さんへの指導も、どのレベルでも「手首の使い方」からレッスンします。

手首を使わない、使いたくない理由は、クラブの軌道やフェース向きがブレる。安定させたいのにルーズになる、と思っているからでしょう。しかし、僕は、手首を使わないことが逆効果になり、それが上達の妨げになっているゴルファーをたくさん見てきました。

ベストスコアが更新できない原因もそこにあり、手首を使わないから「クラブをスピーディに振れない、振り切れない」「ボールを強く叩けない」など、飛ばない、曲がるスイングになっていませんか?

手首を使う打ち方にトライして、スイングも弾道も未体験の領域に進み、スコアの壁を破ってください。

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レベル別の「手首を使う」で一気に上達!

中級者・熟年者:手首を使わない


フェースが開く(左)、インに引きすぎ(右)

中級者や熟年者の場合、当てるのは上手。しかし、手首を使わず、クラブをインに引きすぎていたり、フォローでヘッドを真っすぐ出しすぎたりしているのが、スコア停滞の原因になっているかも!

中級者・熟年者:手首を使う

体の動きに合わせて手首を使いつつ、フェースを適切な向きにするのが上級者のスイング。「プロがいう“手首は使っていない”は意識や感覚にないだけで、じつはめちゃくちゃ使っています」と樋口

ビギナー・アベレージゴルファー:手首を使わない


振り遅れる(左)、外から入る(右)

「ゴルフクラブを振る」こと自体が発展途上のレベルだが、手首を使わないことによって振り遅れやカット軌道になっている可能性大!結果「振れない、飛ばない」スイングになってしまう

ビギナー・アベレージゴルファー:手首を使う

手首を使うことの大きなメリットのひとつがクラブのリリース。ヘッドを加速させる、ボールを叩くことで飛距離が伸びる。構えた位置に手元やヘッドを戻す動きにもつながるのでミート率も上がる