ロンドンの「人気定食屋」VS「高級ホテル」、おいしいのは……? 仁義なき朝食“食べ比べ”に「これは参考になる」【海外】

 ロンドンで「格安の朝食」と「高級な朝食」を食べ比べてみたら……? 比較動画がYouTubeで20万回以上再生される人気です。

$7 vs $115 English Breakfast

有名な定食店の朝食は……

 動画を投稿したのは、料理関連の動画を公開しているハリソン・ウェッブのYouTubeチャンネル(@Harrison Webb)です。

 まず向かったのは、有名な定食店「リージェンシーカフェ」。店頭には行列ができており、並んでから23分が経過した時点ですでに11時15分でした。なんと11時45分には朝食が締め切られるそうです。ギリギリ!

 店内で並んでいる最中に締め切り時間になりましたが、注文はできそうです。ぶっきらぼうな年配の男性にレジで注文し、名前を呼ばれたら取りにいきます。金額は8ポンド(記事執筆時点のレートでは約1500円)でした。

 朝食セットの内容は、コーヒー、トースト、目玉焼き、ベーコン 焼きトマト、ソーセージです。

 全体の感想は、「文句は言えない、悪くはない」という微妙なもの。イングリッシュブレックファーストの定番であるブラックプディング(豚の血の腸詰め)が付かないことが不満だといいます。ハーブが効いたソーセージは結構おいしかったのだそうですが……。採点は、5点満点で、質「3.5」、量「2.5」、雰囲気「2」となりました。

英王室御用達ホテルの朝食!

 次に向かったのは、英王室御用達の超高級ホテル「ザ・リッツ・ロンドン」。撮影は禁止されているので、スーツ姿のエリートを装ってレストランに入り、隠し撮りを行います。おいおい。

 最初に飲み物が出てきますが、オレンジジュースについては「搾りたてじゃない。紙パック入りのようだ」と酷評。次にパイ菓子が出てきます。食事よりも先にデザートが出てくることにとまどっていました。

 続いては、カットフルーツの盛り合わせとギリシャヨーグルトが登場。フルーツの質は高く、「人生においてこんなブドウは初めてだ」と絶賛していました。

 いよいよ、トーストとブレックファーストが出てきました。皿にはベーコン、ソーセージ、ハッシュポテト、焼きトマト、マッシュルーム、スクランブルエッグが乗っており、どれもおいしかったとのこと。ハッシュポテトは少し脂っこく見えましたが、食べてみると「完璧だ」と感嘆の声を上げました。

 こちらの金額は66ポンド(記事執筆時点のレートでは約1万2400円)でしたが、グラスシャンパンも頼んだので合計では89ポンド(約2万1500円)となりました。

 採点は、満腹になったので量「4.5」、質「4.5」で、スモークベーコンが特においしかったとのこと。ただし、ソーセージだけはリージェンシーカフェのほうがおいしいそうです。

 最高に高級でサービスも最高だったとして雰囲気も「4.5」。満点でないのは、客が他におらず、ウェイターたちに囲まれている感じがしたからなのだそうです。

ザ・リッツ・ロンドンからのコメントも

 コメント欄には、「(リージェンシーカフェは)それほど安くもない、ごく普通の揚げ物のために1時間も並ぶなんて、ひどい! でも、リッツの値段もひどいな!」という反応も。一方、ザ・リッツ・ロンドンについては、「朝食で89ポンドなんてありえない」「リッツでは本当に居心地の悪い場所にいたのが分かりました」などの声が上がりました。

 なお、隠し撮りされてYouTubeにまで公開された、当のザ・リッツ・ロンドンのYouTubeチャンネルからは、「ハリソンさん、またお越しいただけることを楽しみにしています!」というコメントが寄せられていました。

※画像は「Harrison Webb」のYouTubeチャンネルより引用

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「Harrison Webb」の食べ物系動画

※画像は「Harrison Webb」のYouTubeチャンネルより引用