「懐疑的な見方がある」リバプール新加入のキエーザ、英紙が南野拓実の“二の舞”に懸念「馴染むのに失敗するリスクがある」

 遠藤航が所属するリバプールはこの夏、2選手を獲得した。ただ、ジョルジ・ママルダシュビリの加入は来季から。2024-25シーズンに向けての補強は、ユベントスから獲得したフェデリコ・キエーザだけだ。

 偉大なる父を彷彿させ、サイドを躍動するイタリア代表アタッカーのキエーザだが、選手としてのキャリアで国外に飛び出すのは初めてだ。インターナショナルスクールでの経験から英語の問題はない。だが、リーグが変われば適応が必要なのは言うまでもないだろう。

 英紙『Mirror』は、元リバプールの南野拓実を引き合いに出し、そんなキエーザへの心配を表した。ともに移籍市場で唯一の補強だった選手として、新天地に馴染めるか懸念している。

チャンピオンズリーグでリバプールと対戦した際の活躍から、南野は2020年1月に移籍。だが、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネという強力3トップを擁したリバプールの前線に割って入るのは容易でなく、2022年夏にモナコへ完全移籍した。
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 Mirror紙は、2020年3月のFAカップ5回戦でリバプールがチェルシーに0-2で敗れた際、周囲が南野を生かせなかったとユルゲン・クロップ監督(当時)が苦言を呈したことを回想。「キエーザ獲得も溶け込む可能性について懐疑的な見方がある。適切に馴染めるようにできるかどうかはアルネ・スロット監督次第だ」と報じている。

「アンフィールドの環境に慣れることができなければ、同じく単独加入のキエーザが馴染むのに失敗するリスクがあるかもしれない」

「もちろん、スロット自身も今季の新顔であり、それはイタリア人ウィンガーが活躍するのに役立つかもしれない。また、ドミニク・ソボスライ、アレクシス・マカリステル、ライアン・フラーフェンベルフの中盤トリオを含め、スカッドにはまだ2年目の選手たちも多い」

 リバプールは14日、ホームでノッティンガム・フォレストと対戦する。キエーザのデビューはあるのか、そしてピッチに立ったらどのようなパフォーマンスを見せるのか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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