今季開幕戦でNBA史上最長タイ22年目を迎えるレブロン。最年長記録はまだまだ上がいる?【チーム別年長記録一覧】<DUNKSHOOT>

 NBAの新シーズン開幕まで残り1か月。現地10月22日のオープニングゲームでは、昨季王者のボストン・セルティックス対ニューヨーク・ニックス、ロサンゼルス・レイカーズ対ミネソタ・ティンバーウルブズの東西2試合が行なわれる。

 開幕戦では、いきなりNBA記録に並ぶ瞬間が見られるだろう。レイカーズのレブロン・ジェームズは昨季終了時点で、プレー年数21年で歴代2位。新たに22年目を迎えた時点で、ヴィンス・カーターに並びリーグトップタイに躍り出る。

 39歳は現役最年長。もっとも、年齢だけで言えばリーグ史上最高齢はリーグ草創期に45歳でプレーしたナット・ヒッキーが記録保持者となっている。同選手はわずか2試合のみの出場に終わっており、いまだ第一線を走り続けるレブロンとは比べるべくもないが、40代を超えてもなお、NBAのコートに立った猛者はほかにも存在する。

 ここでは各球団の最年長選手を紹介していこう。まずはウエスタン・カンファレンス編だ。

■NBA各チームの最年長選手
※年齢は、選手が当該球団でレギュラーシーズン最後に出場した時点のもの。

<ダラス・マーベリックス>
ケビン・ウィリス:44歳224日
(2006-07シーズン:5試合、平均2.4点、1.6リバウンド)

<ヒューストン・ロケッツ>
ディケンベ・ムトンボ:42歳289日
(2008-09シーズン:8試合、平均1.8点、3.7リバウンド)

<ロサンゼルス・レイカーズ>
カリーム・アブドゥル・ジャバー:42歳7日
(1988-89シーズン:74試合、平均10.1点、4.5リバウンド)

<サンアントニオ・スパーズ>
ケビン・ウィリス:41歳221日
(2003-04シーズン:48試合、平均3.4点、2.0リバウンド)

<サクラメント・キングス>
ボブ・クージー:41歳150日
(1969-70シーズン:7試合、平均0.7点、1.4アシスト)
 <ユタ・ジャズ>
ジョン・ストックトン:41歳21日
(2002-03シーズン:82試合、平均10.8点、7.7アシスト)

<ロサンゼルス・クリッパーズ>
グラント・ヒル:40歳193日
(2012-13シーズン:29試合、平均3.2点、1.7リバウンド)

<メンフィス・グリズリーズ>
ヴィンス・カーター:40歳76日
(2016-17シーズン:73試合、平均8.0点、3.1リバウンド)

<ミネソタ・ティンバーウルブズ>
アンドレ・ミラー:39歳328日
(2015-16シーズン:39試合、平均3.7点、2.2アシスト)

<オクラホマシティ・サンダー>
デレック・フィッシャー:39歳250日
(2013-14シーズン:81試合、平均5.2点、1.4リバウンド)

<ポートランド・トレイルブレイザーズ>
カート・トーマス:39歳205日
(2011-12シーズン:53試合、平均3.0点、3.5リバウンド)

<フェニックス・サンズ>
グラント・ヒル:39歳202日
(2011-12シーズン:49試合、平均10.2点、3.5リバウンド)

<ゴールデンステイト・ウォリアーズ>
アンドレ・イグダーラ:39歳44日
(2022-23シーズン:8試合、平均2.1点、2.4アシスト)

<デンバー・ナゲッツ>
ケビン・ウィリス:38歳224日
(2000-01シーズン:78試合、平均9.3点、6.8リバウンド)

<ニューオリンズ・ペリカンズ>
ギャレット・テンプル:36歳331日
(2022-23シーズン:25試合、平均2.0点、0.7リバウンド)

 歴代2番目の年長選手であるウィリスはマーベリックス、スパーズ、ナゲッツの3球団で最年長記録を保持。約半数の8チームが40代の選手を抱えた経験がある。

 ただ、レイカーズのジャバーやジャズのストックトンらを除く大半の選手がもはや戦力としては貢献できなくなっており、当然のように今季もエースとして期待されるレブロンの規格外ぶりが改めて際立っている。

構成●ダンクシュート編集部