ダウンブロー&スピンも効く!
右ヒジをつけたまま7割スイング!
フォローまで右ヒジを体から離さずに振れば、手やクラブと一緒に体を回すスイングで打てる
ヒジが離れると手打ちになってしまう
右ヒジが体から離れると、リストターンでフェースを返してしまう。これも手打ちと同じなのでミスヒットが出やすい
フルショットはしない!
スピンが効くと飛距離が安定する
アイアンはフルショットするクラブではなく、いつも同じスピードで振って一定の距離を打つことがスコアアップにつながります。私はいつも7割くらいで打っていますが、それよりも強くなったり、弱くなったりしないために意識しているのは右ヒジです。右ヒジを体につけたままスイングすれば、一定のスピードで振りやすくなります。
右ヒジを体につけるのはもうひとつメリットがあって、右ヒジを支点にして打ち込んでいくとダウンブロー軌道になってスピンが入りやすくなる。アイアンはスピン量が増えると、飛距離もさらに安定しますよ。
ドライバーのグリップよりも短く持つ
ドライバーのグリップもエンドから2、3センチくらい短く握るが、アイアンはもっと短く、5センチくらい余らせて握って打つ
吉本ひかる
●よしもと・ひかる / 1999年生まれ、滋賀県出身。152cm。19年は賞金ランキング28位で初シードを獲得。今年は「リゾートトラストレディス」で6位タイと上り調子。レギュラーツアー初優勝を目指す。マイナビ所属。
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両手を離して握ったら
インサイドからの低い軌道でボールを打つ!
両手を離して手首を使えないようにする。
体の回転でスイングして長いインパクトゾーンを作ろう
ホッケーのスティックのような握りで練習します!
右手はグリップのシャフト側ギリギリを握り、「右手のひら=フェース面」の意識でボールを打つ
カット軌道のスライサーはヘッドが体の前に出やすいので、切り返し直後は手元とヘッドを真下に下ろそう
低くて長いインパクトゾーンで打つ!
ドライバーでスライスする人は、アイアンでもアウトサイド・インのカット軌道になっているタイプが多いです。カット軌道だと、上から急角度で打ち込んでしまうので打点もブレやすい。スライスを直すためにも、インサイドから低い軌道で打つことを意識してください。
練習では両手を離してクラブを握り、ホッケーのスティックを振るような感覚で低い位置からボールを打つドリルがオススメです。両手を離すと手首を返しにくいので、体の回転で低く長いインパクトゾーンを作る感覚をマスターできますよ。
腰の高さで手首とヘッドを同じ高さにする
手元が腰の高さにきたとき、ヘッドも同じ高さにする。そこから体を回せば低い軌道でインサイドから打てる
上から打ち込みすぎるとカット軌道になってしまう
左足体重になりすぎるのもNG。ダウンブローが急角度になりすぎるので、カット軌道になってしまう
幡野夏生
●はたの・なつき / 1997年生まれ、神奈川県出身。160cm。15年に日本人女子で初めて韓国ツアーでプロデビュー。19年には「富士通レディース」で5位に入った実績があり、今季のプロテスト合格が期待される。フリー。
構成=小山俊正、野中真一
写真=圓岡紀夫、高橋淳司、相田克己、田中宏幸