GT300前年王者に痛手。公式練習でクラッシュの52号車Green Braveがリタイアへ……一点モノのカウルが破損|スーパーGT第6戦SUGO

 雨の中、6度も赤旗が出される波乱のセッションとなったスーパーGT第6戦SUGOの公式練習。クラッシュした中の1台である52号車Green Brave GR Supra GTは、決勝レースをリタイアすることになった。

 クラッシュはセッション開始早々だった。吉田広樹がドライブする52号車スープラは、SPアウトコーナーでコントロールを乱し、イン側のタイヤバリアに激しくクラッシュした。タイヤが温まっていないセッション序盤であり、吉田も縁石を使わず慎重にコーナーを立ち上がったように見えたが、路面コンディションはかなり厳しいものだったようだ。

 このクラッシュには近藤收功エンジニアも「何もすることができないまま終わってしまったので、悔しいですね」と肩を落とす。このスープラは独自開発ができるGTA-GT300規格の車両だが、近藤エンジニア曰く、1点モノのリヤカウルが破損してしまったことが痛手となったという。

 昨年のGT300チャンピオンであり、今年もコンスタントに上位に入りランキング7番手につけているGreen Braveにとっては、痛いリタイアとなった。