「若さの代償を払うかもしれないが…」批判を浴びた鈴木彩艶らパルマ若手をOB の“元神童”が擁護「ミスは成長させるための唯一の方法」

 鈴木彩艶が所属するパルマは、セリエA開幕から魅力的なサッカーで高く評価された。第2節では強豪ミランを下している。

 だが、ここ2試合は手痛い逆転負けで連敗した。ナポリ戦では鈴木が2枚目のイエローカードで退場。数的不利に加え、交代枠を使い切っていたため、急造GKでしのごうとするも、終了間際に相次ぎ失点した。

 前節ウディネーゼ戦も、2点を先行しながら追いつかれると、セリエAデビューのマンデラ・ケイタが出場から20分弱で一発退場。再び数的不利に陥り、直後に決勝点を献上した。
【動画】批判を浴びた鈴木彩艶の退場シーン
 いずれの試合も好スタートを切っていただけに、残留を第1目標とするパルマにとっては大きな痛手だ。逃げ切っていれば、貴重な白星をあげていたかもしれない。それだけに、退場になった鈴木やケイタが批判されたのも当然だ。
 
 ただ、ミスをしない選手はいない。若手であればなおさらだ。その経験を積んでこそ、若い選手たちは成長していく。かつて15歳でセリエAデビューを果たし、神童ともてはやされたパルマOBの元ブルガリア代表ヴァレリー・ボジノフも、専門サイト『ParmaLive』で「パルマが若さや浮き沈みの代償を払うかもしれないのは否定できない。だがこれが、こういう選手たちを成長させるための唯一かつ真の方法だ」と話した。

「クラブは明確な考えを持つ指揮官と、昨季のセリエBを制した選手たちをあてにしている。今季も素晴らしいシーズンにできるはずだ。まだ成長の余地は大きいと信じている。将来的にクラブは財政面で大きなキャピタルゲインを得られるだろう」

 鈴木もパルマで成長し、クラブの躍進に貢献して、もしも機会があればステップアップしたいと考えているだろう。そのためにも、ここまでの教訓を糧にして、守護神としての安定感を高めていくことが期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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