練習やラウンドを定期的に行いたいけど「外は暑すぎる!」とゴルフから離れてしまっている人は“涼しい室内でパット練習”をしよう。
その際に、パッティング上達の効率を上げる練習法のヒントをツアープロが教えてくれた。
球の回転やスピードをそろえるとストロークの再現性が向上
左:「右手の次は左手。片手だとそれぞれの手の使い方と役割がわかります」(大岩)
右:僕はスタート前にも必ずやります!
練習グリーンではターゲットを明確にして右の片手打ちからはじめる
僕の練習法は、打つ距離を決めて、右手1本→左手1本→両手の順で球を打ちます。距離や方向だけでなく、球の回転やスピードも同じになるように転がすことがポイント。これを繰り返すと、左右の手のバランスがよくなり、ストロークの再現性が向上します。
自宅で行なうときはパターマットか、それがなければカーペットの上などでもOK。僕は試合当日の練習グリーンでも、1番最初にこの練習をしています。
振り幅は左右対称
打つ前に振り幅を決めるのが大岩流。クラブを引いたぶん、フォローでもヘッドを目標にしっかり出す
右手1本
右利きの人は右手を使いすぎる傾向があるが、右手1本なら余計な動きが加わらない
左手1本
左手1本で打球が同じように転がればOK。片手でもいつものリズムを保つことが大事
両手
左右の片手打ちの感覚をキープしたまま両手で打つと、ストロークの質や精度がよくなる
いかがでしたか? ぜひ、大岩プロのパッティング練習を参考にしてみてください!
大岩龍一
●おおいわ・りゅういち/1997年生まれ、千葉県出身。182㎝、92㎏。21年に初シードを獲得。翌年は4度のベスト10入りを記録し、賞金ランキング28位。24年シーズンはJAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP 9位。フリー。
構成=小山俊正
写真=相田克己、田中宏幸