2024年最新ドライバー20選!選び方を専門家が解説

クラブのなかで、もっともテクノロジーの進化が著しいのがドライバー。さまざまなタイプがあって、どれも「飛んで曲がらない」と高い評価を得ている。その人気・話題の新作ドライバーたちは、どんなゴルファーに合うのか?

編集部が気になるドライバーを絞って、ギアのご意見番・鹿又芳典に試打・解説を依頼。鹿又に加え、タイプの違う3人のアマチュアのコメントも参考に、いちばん飛ぶドライバーを手に入れよう!

試打・解説=鹿又芳典

●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

ドライバーの選び方のポイントを専門家が解説

「曲がらない」&「多様化」がドライバー選びを楽しくする

最近の新ドライバーの特徴は、とにかく曲がりにくくなったこと。これまでドライバーの進化は飛距離への挑戦でしたが、新作は曲がり幅が少なくなったモデルが増えたことが印象的です。


上下左右のミスヒットに強くなった
「センターから少しズレるレベルではなく、ボール1個半ズレたときでもボールスピードが落ちなくなって曲がり幅が少なくなりました」

ただし、曲がらないにもふたつのタイプがあります。ひとつは「G430 MAX 10K」や「Qi10 MAX」のように慣性モーメントを大きくして、ミスヒットしてもヘッドをブレにくくしたタイプ。もうひとつはキャロウェイの「Ai SMOKE」のようにAIが開発したフェースの効果で、ボールの方向性を補正してくれるタイプ。曲がり幅を抑えるアプローチが違っているところが興味深いです。


高反発系やヘッド体積500ccも登場
「高反発モデルはボールスピードが1から1.5m/秒くらいは速くなるので、5ヤード以上は飛距離が伸びると思います」

ここ数年のドライバーはどのメーカーも“飛んで曲がらない”を追求していましたが、今年はドライバーが多様化していますね。プロギアからはルール不適合の500㏄の高反発ヘッドが発売されたり、つるやゴルフからもヘッドだけでなくシャフトもルール不適合のモデルが登場しました。競技では使えないとしても、一般ゴルファーにとっては選択肢が増えるのでドライバー選びが楽しくなるはず。

もうひとつのトレンドは、軽量モデルの完成度が高くなったこと。「Ai SMOKE MAX FAST」や「G430 MAX 10K HL」などはシニアゴルファーだけでなく、40代のアベレージゴルファーでも十分に使えるドライバーです。

(広告の後にも続きます)

キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE MAX

SPEC●体積/460cc●ロフト角/9、10.5、12度●シャフト(フレックス)/TENSEI 50 for Callaway(R、SR、S)ほか●長さ/45.5インチ●重さ/約305g(TENSEI 50 for Callaway・S)●価格/9万6800円~

鹿又 Check 打点のズレだけでなくスイング軌道がズレても飛ぶ

今までもミスに強いドライバーはありましたが、それはスクエアヒットしたうえで打点がズレたときのこと。しかし「Ai SMOKE」はゴルファー25万人分のデータをAIにインプットしたことで、スイング軌道がズレても真っすぐ飛ぶ。フェース全面が芯になった感覚です。今年ドライバーを購入する人は、コレは必ず打ってみてください。

ライターN “平均”ボール初速がトップクラス

今までもキャロウェイのドライバーはボール初速が速かったけど「Ai SMOKE」は10球打ったときの平均ボール初速がトップクラス。アマチュアでもミート率1.5が出ます。