大谷翔平が所属するロサンゼルス・ドジャースが現地9月26日(日本時間27日)、3年連続22回目のナ・リーグ西地区優勝を決めた。一方で、昨シーズンまで大谷が所属していたロサンゼルス・エンジェルスは同日、敵地でのシカゴ・ホワイトソックス戦に0-7で敗れ、球団ワーストを44年ぶりに更新する今季96敗目(63勝)を喫した。大谷が昨季限りで退団し、今季も主砲のマイク・トラウトが長期にわたる負傷離脱を強いられるなど、苦しい戦いを余儀なくされた。
【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も 敗れた相手のホワイトソックスは今季シーズン120敗を記録。1962年のニューヨーク・メッツが樹立した最多敗戦記録121敗にあと1敗と迫っていた。その相手に、敵地とはいえ3連敗を食らったエンジェルス。球団番記者のショックも大きいようだ。
エンジェルスを追うジャーナリストのサム・ブラム氏は、米メディア『The Athletic』に「エンジェルスは恥ずかしいシーズンを終えた後、楽観視できる材料がほとんどない」と題した記事を寄稿。担当球団の現状をバッサリと斬っている。
同氏は、「ホワイトソックスの2024年の惨憺たる成績を際立たせるために設定されたと思われるこのシリーズで、全国的に自らの恥をさらしたのはエンジェルスの方だった」と糾弾。続けて、「39勝120敗まで成績を“伸ばした”チームに7対0で完敗し、エンジェルスの球団史上最悪のシーズンを締めくくった」と指摘した。
さらに記事では、ロン・ワシントン監督が選手批判によって釈明に追われている事実や、オーナーのアルテ・モレノ氏による球団経営、チーム作りの拙さに言及するなどチームが混乱に陥っている現実を鋭く指摘。最後は「ホワイトソックスがどれだけ酷いチームであっても、今のところエンジェルスはそれよりもさらに酷い」と言い切って記事を締めている。
構成●THE DIGEST編集部
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