大谷翔平が示した”無類の勝負強さ”に米脱帽。54号アーチで得点圏打率.923、19打点、OPS3.159の驚異成績に愕然

 無類の勝負強さにため息が漏れている。

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現地9月27日、敵地でのコロラド・ロッキーズ戦に1番・指名打者で先発出場した。4試合ぶりの本塁打となる54号アーチを放つなど、4安打4打点1盗塁の大暴れで11対4の完勝に貢献。前夜にリーグ西地区3連覇を飾ったチームは3連勝を飾った。

 スーパースターの勢いが止まらない。大谷は2回1死一、二塁で迎えた第2打席に右前適時打で10戦連続安打をマークした。すると次打者ムーキー・ベッツの打席で、大谷はすかさず二盗に成功。今季57盗塁目で2001年にイチロー(シアトル・マリナーズ)が樹立した56盗塁を抜き、日本選手最多記録となった。

 さらに第3打席でも大谷は右前打を打ち、3試合連続のマルチ安打とした。だが、史上空前の大谷劇場はここからだった。6回の第4打席は無死二、三塁で相手2番手アンソニー・モリーナの高めチェンジアップを逃さず、右翼スタンドの中段席まで運ぶ特大54号弾。飛距離436フィート(約132.9メートル)の3ランに敵地は騒然とした。

 8回の第5打席でも左翼へ二塁打とし、この日4安打目をマーク。サイクルヒットに王手をかけたが、第6打席は惜しくも回ってこず偉業達成はお預けとなった。
  試合前時点で9月の打率は.376(93打数35安打)。9本塁打、28打点、13盗塁、OPS1.211。凄まじい数字を刻んでいる大谷には現地記者も驚きを隠せない。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス氏は自身のXに「ショウヘイ・オオタニの得点圏での成績」と綴り、現地19日のマイアミ・マーリンズ戦以降の得点圏打率が.923(13打数12安打)、5本塁打、19打点だと超異次元な数字をレポート。出塁率と長打率を足し合わせたOPSが「3.159」という、ズバ抜けた勝負強さに「こんなことが可能なのか…」と愕然としている。

 ホームランと打点のリーグ打撃二冠で首位を独走する大谷は、この日の4安打でルイス・アラエス(サンディエゴ・パドレス)に5厘差に接近。首位打者をも射程圏内とし、前代未聞の打撃三冠が現実味を帯びてきている。

構成●THE DIGEST編集部

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