餓狼伝説26年ぶりの新作「City of the Wolves」で対戦してみた結果 → 時を超えた / 東京ゲームショウ2024

・ブランクがあっても

これは手が覚えていたとかそういう奇跡ではない。『餓狼伝説 City of the Wolves』にはスマートスタイルという操作設定がある。これはボタンの割り当てが従来の弱中強パンチ/キックではなく、必殺技とかコンボにボタンが割り当てられた新しいボタン設定だ。

難しいコマンド入力を端折って必殺技やコンボが出せるので初心者にも優しい。情報として見ていた段階では、そうは言っても慣れがいるのではないかと不安に思っていたが、ブランクのある私もCPU相手に勝つことができた。そこで取材に同行していたゲーマー・江川資具記者と対戦してみたところ……

勝った!

超楽しい!!!!

やっぱりワイワイ格闘ゲームをするのは良いものだ。なお、江川資具記者は従来の操作方法であるアーケードスタイルの方がやりやすいそうなので、どちらに合っているかは人によるという感じである。

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・それぞれの良さ

同類として、現在流行中の『ストリートファイター6』にもモダン操作というものがある。スト6がここまで流行ったのはモダン操作の功績と言われているので、今回の私のようにハードルの高さを感じていたけど、実際触ったら「いける!」とハマった人が多いということだろう。

ただ、あえて1つ思ったことを述べるとすれば、スマートスタイルはコンボのオリジナリティーは出しにくそうだ。私は攻略本とか見ながら自分だけのコンボみたいなのを探すのが好きだったから、スピード感に慣れたらやっぱりアーケードスタイルでやりたくなるかもしれない。

まあ、その辺も含めて、どちらの操作スタイルを選ぶかは、それぞれがどこに面白みを見出すかである。そうそう、思い出してきた。格ゲーって勝つことだけが面白さではなかったよなあ。