日本人スターが逆転三冠王に望みをつないだ。
現地9月28日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、敵地クアーズ・フィールドで行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に「1番・DH」として先発出場し、5打数2安打、1四球1盗塁と活躍。打率が.309から.310に上昇し、三冠王へ向けてリーグ首位打者を争うルイス・アラエス(サンディエゴ・パドレス)とは、これで4厘差だ。
初回の第1打席では、先発右腕アントニオ・センザテーラの外角スライダーを完璧に捉え、打球速度111.3マイル(約179.1キロ)を計測する弾丸ライナーが右翼フェンスに直撃。さらに遊ゴロ、四球で迎えた6回先頭の第4打席でも、2番手右腕ジェフ・クリスウェルから4試合連続マルチ安打となる右前打をマークし、以降は右直、二ゴロに終わった。
アラエスとの熾烈な首位打者争いには、米メディアからの視線も熱い。そのなかでMLB公式サイトのフアン・トリビオ記者は自身のXを更新し、「今夜ショウヘイ・オオタニが5打数2安打。これで打率.310になった」と速報。「三冠王獲得には、明日のモンスターゲームとルイス・アラエスの助けが必要だ」と分析している。
さらに全米野球記者協会員のエリック・スティーブン記者は、「明日もアラエスが欠場したら、追い抜くのに5打数4安打が必要だ」と記述。地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は、「彼なら明日アラエスをかわすことも可能だが、簡単ではない。アラエスが4打数無安打の場合、オオタニに必要なのは4打数3安打以上だ」と報じた。
逆転へやや厳しい状況だが、はたして大谷は明日どんな活躍を見せるのか。レギュラーシーズン最終戦のパフォーマンスから目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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