「彼にとって最高の調整だ」“復帰後初勝利”の山本由伸をロバーツ監督が称賛! PS登板へ愛情ゲキ「アドレナリンがもっと出るはず!」

 日本人右腕が再び存在感を高めている。

 現地9月28日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は敵地クアーズ・フィールドで行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に先発登板。復帰4試合目のマウンドに上がると、71球を投げて5回4安打6奪三振2失点で今季7勝目(2敗)を挙げた。白星をマークするのは、現地6月1日の本拠地ロッキーズ戦以来119日ぶりだ。

 初回にいきなり連打で無死一、三塁のピンチを背負い、ライアン・マクマーンの右犠飛であっさりと先制点を許した山本。さらに3回2死走者なしの場面では、2番エゼケル・トーバーに26号ソロを運ばれるが、味方打線の大量援護もあり尻上がりに調子を上げた右腕は4、5回を三者凡退に抑えた。

 山本は今季通算18試合に先発して7勝2敗、防御率3.00、90回105奪三振という成績を残し、レギュラーシーズンを終えた。

 地元放送局『SportsNet LA』公式SNSには試合後のデーブ・ロバーツ監督の会見が投稿された。動画を見ると、指揮官は「ヨシノブにとって最高の調整だ。速球が本当に良かった」と高評価。「イキイキしている。制球も素晴らしい。試合が進むにつれて、スプリットが良くなっていった。カーブもいい感じだ」と振り返った。
  さらにロバーツ監督は、「投球数も問題ない。5回を投げ切ったのは見事だ」とポジティブな言葉を並べている。

 2点を失ったが、及第点のピッチングで白星を掴んだ日本人ルーキーは現地10月6日の地区シリーズ第2戦の先発が濃厚となっている。「ヨシノブが先発したら、アドレナリンがもっとたくさん出るはずだ」「リカバリーの時間も十分。彼はいい状態だ」と今後の戦いに向けて、指揮官は大きな期待を寄せていた。

 なおこの試合は、ドジャースが13対2でロッキーズに大勝した。打撃好調の大谷翔平は、「1番・DH」で先発出場して5打数2安打、1四球1盗塁をマーク。打率を.310に上げ、リーグ首位打者ルイス・アラエス(サンディエゴ・パドレス)との差を4厘とし、メジャー12年ぶりの三冠王をかけ明日のレギュラーシーズン最終戦に臨む。

構成●THE DIGEST編集部

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