打撃三冠を狙う大谷翔平が115年ぶり史上3人目の快挙目前! ”馬鹿げた”本塁打&盗塁の両部門にMLB熱視線「異次元のシーズン」

 異次元な数字がフィナーレを迎える。

 現在、ナ・リーグの打撃二冠をほぼ確実にしている大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は日本時間9月30日の早朝、敵地でコロラド・ロッキーズ戦に1番・指名打者で先発出場。今季のレギュラーシーズン最終戦に臨んでいる。

 試合前時点で大谷は打率.310(リーグ2位)、54本塁打(同1位)、130打点(同1位)、58盗塁(同2位)、OPS1.040(同1位)と驚異的な数字を残している。しかも9月に限れば打率.398、10本塁打、32打点、15盗塁、OPS1.252というハイスタッツを刻み猛スパート。首位打者のルイス・アラエス(サンディエゴ・パドレス)に4厘差に接近しており、1937年のジョー・メドウィック(セントルイス・カーディナルス)以来、87年ぶりのリーグ三冠王を射程圏内に捉えている。

 そんななか、MLB公式サイトは猛打爆発の大谷が達成しうる大記録を紹介。日本人スターに熱い視線を送っている。
  配信された記事を見ると、大谷が打撃二冠で首位打者を狙える位置にいることを触れたうえで、「オオタニは馬鹿げている。先月に40-40クラブ(シーズン40本塁打-40盗塁)の一員となった彼は、先週のマイマミ・マーリンズ戦で劇的な形で50-50クラブの初代メンバーとなった。6打数6安打3本塁打2盗塁10打点と、個人としては史上最高パフォーマンスを見せた。残り1試合、オオタニは異次元のシーズンを続け、可能性の限界に挑戦するチャンスがある」と、直近9試合の超人的な活躍を称えた。

 そして、大谷が本塁打と盗塁の両部門でMLBトップ2に入る可能性があることに言及。大谷は現在どちらもキャリアハイを大きく更新しており、本塁打は1位のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)に4本差の2位(リーグは首位)。一方の盗塁は1位のエリー・デラクルーズ(シンシナティ・レッズ)と7差、3位とは8差の同2位につけており、メジャー全体2位以内は確実視されている。両部門での順位が変動せずトップ2以内が確定すれば、1908年のホーナス・ワグナー(ピッツバーグ・パイレーツ)、09年のタイ・カッブ(デトロイト・タイガース)に続く史上3人目、実に115年ぶりの記録達成となる。

 記事では最後に「みんな忘れているかもしれないが、オオタニは(昨年9月)右肘の手術から回復した世界的な投手である」と補足。「今年のプレーオフで投げる選択肢になるかもしれない」と付け足し、ポストシーズンでの”投手起用”にわずかな期待を抱くほどスーパースターの動向に夢中だ。

 9月に突入してから驚愕パフォーマンスが続く大谷。彼が打席に立つたびに球場では「MVP!MVP!」との大合唱が飛ぶほど、その一挙手一投足に大きな声援が送られている。はたして、最終的にどんな数字を残すのか。要注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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