最初から最後まで規格外のハイパフォーマンスを披露した。
現地9月29日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でコロラド・ロッキーズと対戦。2対1で勝利し、レギュラーシーズン最終戦をしっかり白星で締めくくった。1番・DH(指名打者)で先発出場した大谷翔平は4打数1安打1盗塁をマーク。首位打者こそ惜しくも獲れなかったが、本塁打、打点、OPSなどナ・リーグの“打撃11冠”が濃厚で、前人未到の「54本塁打-59盗塁」に日本人初のトリプルスリー達成など、まさに記録ラッシュのドジャース1年目となった。
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打者専任を貫いた2024年シーズンにあって、ひときわ脚光を浴びたのが盗塁の成功率だ。最終的な数値は驚異の「93.7%」で失敗はわずかに4回だけ。36回連続成功でレギュラーシーズンを終えた。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると「1951年に集計が始まって以来、50回以上の盗塁を決めた選手のなかで成功率93.7%は最高値」だという。
歴代2番手がウィリー・タベラス(2008年/当時ロッキーズ)の90.7%で、3番手がトニー・ウォマック(1997年/当時ピッツバーグ・パイレーツ)の89.6%なのだから、大谷の数値がどれだけダントツで圧倒的かが分かる。さらにMLB歴代1位の盗塁数1406を誇るリッキー・ヘンダーソン(ニューヨーク・ヤンキース)でさえ88.9%と、90%に達していないのだ。
米ファンからも「爆速のユニコーンよ!」「マジで怪物でしょ?」「異次元の成功率」「途轍もないチームへの貢献度だと思う」「刺されたシーンを観たことない」「もっと評価されていい記録だよ」「天性の野球センス」「また投手であることを忘れていたよ」など、続々と驚きの声が挙がっている。
構成●THE DIGEST編集部
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