“悪魔の犬”と呼ばれる犬種「アメリカンブリーXL」を彷彿させる表情の猫が、ネット上で販売され話題となっている。無毛猫スフィンクスとドワーフの交配種で、新たなペットのトレンドとなる可能性に動物愛護団体が懸念を示している状況だ。
アメリカで最初に繁殖された「XLブリー」猫だが、その写真がSNSに共有されると、余りにも威嚇的な表情から、本物かを疑うユーザーも出ることとなった。
動物保護の活動家らは疑わしい繁殖方法に警鐘を鳴らしており、毛が無いことによる皮膚病を危惧している。
キャッツ・プロテクションの臨床サービスの責任者、アリソン・リチャーズ氏はこう話す。
「これらの猫の写真や動画を見て我々の獣医による評価からは深刻な福祉に関わる懸念が提起されています」
一方、英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)のスポークスパーソンは「ブリーダーに対して、外見よりも動物の健康と福祉を優先するよう強く求めます」と発表している。