ブラックマジックデザイン、DaVinci Resolve 19.0.2公開。MPEGトランスポートストリームクリップのデコードをサポート

Blackmagic Designは、DaVinci Resolve 19の最終リリース版のダウンロード開始を発表した。同社Webページよりダウンロード可能。

MPEGトランスポートストリームクリップのデコードをサポートしたことで、ポストプロダクションで使用できるファイルの種類が拡大。また、メディアプールのクリップを置き換える際のオーディオアラインメントも向上。これにより、タイムコードが一致していない新しいバージョンのクリップを、ビデオとオーディオの同期を維持したまま使用できる。

さらに、クリップを選択する新しいメディアプール用APIスクリプト、クリップごとのカスタムメタデータ、ソースの開始値および終了値もサポートされた。これらの新しいAPIスクリプトにより、メディアプールのクリップで作業を行う際に、時間のかかる反復作業を自動化してポストプロダクション・ワークフローを能率化できる。

また、EDLクリップ名のメタデータ処理が向上。これにより、EDL(エディット・ディシジョン・リスト)内のクリップを書き出す際に、クリップ名がメタデータで維持され、DaVinci Resolveに読み込み直した際も正しく表示されまる。さらに、置き換えクリップコマンドを使用する際に、配置先トラック設定が維持されるようになったので、選択した配置先設定のまま複数の編集を連続して実行できる。