毎週土曜の昼下がりに、芸能人やヒット商品など世間の話題を集めるモノの裏側に迫る、カンテレの情報バラエティ番組『ウラマヨ!』(関西ローカル/カンテレドーガ・TVerで配信あり)。
10月5日(土)13:00からの放送では、【ウラマヨ!ロケSP in 福井県】と題し、その住みやすさで移住者が増えていることに加えて、北陸新幹線が敦賀駅まで延伸するなど、イマ盛り上がっている福井県の裏側をのぞき見。MCのブラックマヨネーズ・小杉竜一、吉田敬、そして鈴木紗理奈と水田信二の4人が現地リポートした中から、越前松島水族館の裏側について一足先にお届けします。
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福井県の越前松島水族館へ!
越前松島水族館は、ダイナミックなイルカショーや、かわいいアザラシとのふれあいなど、約300種類の海の生き物に出会える福井県唯一の水族館。水槽の上に立って“映え写真”が撮れるなどSNSを中心に話題となっています。
「これは“カマイルカ”というイルカで、(石川県にある)のとじま水族館から避難してきた2頭です」館長の松原亮一さんがそう紹介してくれたのが、屋外プールで気持ちよさそうに泳ぐ2頭のイルカです。
元日の北陸地方を襲った能登半島地震。死者200人以上、全壊した家屋は8,000棟以上と、多くの被害をもたらしました。越前松島水族館から離れること約150km。震源地近くで営業していたのとじま水族館は、大きな被害を受けて多くの生き物の飼育が困難に。
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“被災イルカ”受け入れを即決
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日本水族館協会を通してイルカの受け入れ要請があったのが1月3日。その3日後の1月6日、越前松島水族館のスタッフ5人がのとじま水族館へ。まだ震度5クラスの余震が続く中、被災地で不足していた飲み水等を積んでトラックを走らせました。
担当したのはイルカの飼育員・加藤篤さんで、「専用の担架でイルカをつり上げて、大きいタンクに入れて、イルカの体半分くらいが海水に浸かるような状態で運びました。体表が乾くとヤケドっぽくなるので、常に海水をかけ続けていました」と当時を回顧。
通常なら片道2時間半ほどですが、被災した道路を走るため4時間以上。飼育員がつきっきりで海水をかけながら運搬し、無事搬入することができたそうです。
今回、受け入れを即決した裏側について、「実はうちの水族館としての“27年前の恩返し”でもあるんです」と切り出した松原館長。