この前、新幹線に乗る前にコンビニでワッフルを買いました。
飲み物だけ買うつもりでコンビニに行ったのですが、何度も見てるはずの金色パッケージがその日はやけにカッコ見えてよくてジャケ買いしてしまいました。
しかし新幹線の席に座ると「そんなことより眠いな」と思ってすぐ寝てしまいました。
座席のアミアミの所に入れたワッフルは新幹線を降りる時にあわててリュックに入れて、次にワッフルのこと思い出したのは仕事を終えて家に帰ってからでした。
想定外の長距離移動でくたびれたワッフルは歪な形に変形していて、食べてみると嫌な生温かさがありました。
降りたての自転車のサドルと同じくらいの嫌な温度感でした。
帰宅直後の体の変な熱の持ち方。
この辺は人間もワッフルを変わらないんだなと思いました。
どうもビギナー哲学者ことたくろうの赤木です。
僕は自転車依存症です。
徒歩3分くらいのコンビニでも自転車で行っちゃいます。
鍵の開け閉めの時間とか考えると徒歩より時間がかかってしまうと分かっていても乗ってしまいます。
自転車のスピード感を覚えてしまうと徒歩なんてやってられません。
たまに歩いてみても進みが遅すぎて仁王立ちしてるのかと錯覚してしまいます。
プロ野球選手が素人のストレートを見た時ボールが止まって見えるのと一緒の感覚です。
そんな幻覚症状のひどい僕が自転車の面白いとこを紹介します。
1つ目の面白いとこは開け甲斐がありすぎる自転車の鍵です。
色んなタイプの鍵がありますが、ここで言っているのは鍵を挿し込むと「ギャンッ」と金属音が鳴り響くアレです。
説明不足感は否めませんがこれで分かってほしいです。
あの音、あの輪っかのやつが引っ込んでいくスピード、気持ち良すぎます。
自転車の鍵に限らずあらゆる鍵の中で1位の開け甲斐です。
あの爽快感を覚えてしまうと家の鍵なんて開けてられません。
開けても開けても開いてないと錯覚してしまいます。
プロ野球選手が素人のカーブを見た時曲がってないと感じるのと一緒の感覚です。
ちなみに開け甲斐ランキング最下位はホテルのカードキーです。
もう2度と開かないでほしいです。
2つ目の面白いとこは、みんな似合ってる自転車に乗ってるとこです。
これは僕の主観ですが、みんな身の丈にあった自転車に乗ってる気がします。
極太タイヤのいかつい自転車に乗ってる人はちゃんとドレッドヘアーの人な気がします。
なんの癖もないママチャリに乗ってる人はちゃんと無地のTシャツ着てる人な気がします。
ブレーキ音がうるさすぎる自転車に乗ってる人はちゃんと自分も壊れかけている人な気がします。
前輪がでかくて後輪がちっちゃい自転車に乗ってる人はちゃんとシルクハットを被ったチョビヒゲな気がします。
人が自転車に似ていくのか、それとも自転車が人に似ていくのか。
この奇妙なしっくり感が面白いです。
以上が自転車の面白いとこです。
ちなみに自転車の面白いとこは実は2回目です。
前回は自転車泥棒にブチギレてるだけだったので書き直しました。
まだ許してません。