「衝撃的に無視された」メッツ名手リンドーア、まさかのGG賞候補外でNYメディア激怒「理に適っていない」と批判を展開

 ニューヨーク・メッツの試合中継を行なっているスポーツ専門局『SNY』が現地10月15日、2024年のゴールドグラブ賞の最終候補3人が発表され、ナ・リーグの遊撃手部門にメッツのフランシスコ・リンドーアの名前がなかったことを受けて、「理に適っていない」と不満を表明している。

 【動画】第3戦でも魅せた! リンドーアの華麗な守備 同賞を主催するローリングス社が発表した今季の同部門には、シカゴ・カブスのダンズビー・スワンソン、コロラド・ロッキーズのエゼキエル・トバー、セントルイス・カーディナルスのマシン・ウィンの3人がノミネート。今季終盤戦で史上初の「50本塁打-50盗塁」を達成した大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)とのMVP争いの話題でも名前が浮上したリンドーアは候補者にすら選ばれなかった。

 もちろん、ノミネートされた3人はいずれもリーグ屈指の名手たちであることは間違いないが、それでも平均的な選手よりどれだけ多くのアウトを奪ったかを表わす「Outs Above Average(OAA)」という数値では、スワンソンの18に続きメジャー2位となる16をマーク。ウィンが記録した3という数値を大きく上回っているのだ。

 こうした事実を受け、『SNY』は「ローリングスのゴールドグラブ賞最終候補の発表で、メッツのリンドーアが衝撃的に無視された」とのタイトルで記事を掲載し、「リンドーアの除外は論理に反している」と批判を展開。競争の激しさを考慮すれば、「受賞できないことは理解できる」としながらも、「しかしリンドーアがノミネートもされず、ウィンが最終候補のひとりになるというのは理に適っていない」と指摘している。

 一方で、リンドーアは同メディアに対し、「どう表現したらいいか分からないけど、今年は自分よりも守備が良い選手は他にもいると思う」と答え、さらに「結局のところ、僕はワールドシリーズで優勝できればいいんだ。来年は(GG賞の)チャンスがあればいいね」とノミネートされなかったことについては、意に介していない態度をみせている。

構成●THE DIGEST編集部

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