途轍もない勝負強さを誇示し続けている。
現地10月16日、MLBナ・リーグ「優勝決定シリーズ」の第３戦が行なわれ、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でニューヨーク・メッツと対戦。ドジャースの４－０で迎えた８回表、１番・DH（指名打者）で先発した大谷翔平が特大弾を放ってみせる。１死一、二塁の場面の第５打席、カウント０－１から投じられた内角のカットボールを見事に捉え、ライトポール際に飛び込むポストシーズン第２号を叩き込んだのだ。
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打球速度115.9マイル（約186.5キロ）、飛距離410フィート（約125メートル）、角度37度を計測した豪快な３ラン。大谷の７試合ぶりとなるホームランで大きくリードを広げたドジャースは８－０の快勝を収め、通算戦績を２勝１敗とした。
世界的な英データ専門会社『Opta』が手掛ける「OptaSTATS」公式Ｘは、大谷が打ち立てた新たな金字塔を紹介。今回の本塁打で大谷はレギュラーシーズンから数えて得点圏で20打数17安打（打率.850）をマークしているが、これがやはり前代未聞の数字なのだという。
同メディアは「ショウヘイ・オオタニは８回にホームランを放った。レギュラーシーズンから遡ってスコアリングポジションに走者を置いた状況で、20打数17安打としたのだ」と説明、そのうえで「これはMLBの過去50年間、あらゆるスパン（レギュラーシーズンやポストシーズンに限らず）の得点圏20打数において、最多の安打数である」と記した。
山本由伸が先登板する17日の第４戦でも、得点圏で大谷のバットが火を噴くか、注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
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