ニューヨーク・メッツが窮地に立たされた。現地10月17日に行なわれたロサンゼルス・ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に2対10で敗戦。シリーズ成績は1勝3敗となり、あと1敗でポストシーズン敗退が決まってしまう。
【動画】リーグ優勝決定シリーズ、メッツ対ドジャースの第4戦ハイライト!
第4戦後にNY放送局『SNY』は、「メッツが壁にぶつかったのか、それともドジャースが優れているのか。おそらくその両方が少しずつあるのだろう。ドジャースは容赦ない攻撃陣と非常に厚いリリーフ陣を擁し、球界で最も総合力に優れたチームだと示した。メッツは厳しい戦いを勝ち上がってきた影響があるようだ。疲れ切ったブルペン陣は打者を抑えられず、攻撃陣も勝負どころで1本が出なくなっている」と伝えた。
「この4試合でメッツが挙げた得点は9だが、一方のドジャースは30点と、あらゆる局面でメッツを圧倒してきた。第4戦でショウヘイ・オオタニに先頭打者アーチを打たれた時、“試合が終わった”と感じたのは言い過ぎかもしれないが、それに近いものがあった」
リーグ終了決定シリーズの戦前、ドジャースの投手陣に不安があると米メディアが盛んに報じていた。しかし蓋を開けてみると、ドジャース投手陣が好投。初戦でジャック・フラハティが7回無失点、ブルペンデーの第2戦こそ7点を失ったが、第3戦でウォーカー・ビューラーが4回無失点、第4戦も先発の山本由伸が4回1/3を2失点で切り抜けた。
同メディアも、「先発投手陣を見ればメッツが明らかに有利と見られていたが、実際にはそうではなかった。先発のフラハティ、ビューラー、ヤマモトがいい投球をし、層が厚くて優秀なリリーフ陣が試合を締めている」とドジャース投手陣を称えている。
続けて、「それでもメッツは諦めていない。シーズンを通して選手たちが見せている闘志は、長きにわたるチームのアイデンティティーだ」と記しながらも、「しかし、あらゆる点で不利なのは間違いない。ついにメッツの魔法が解けたようだ。相手がドジャースだからかもしれない」と意気消沈したかのような文言を記載している。
メッツがワールドシリーズに勝ち上がるには、本拠地での第5戦と、敵地ドジャー・スタジアムで行なわる第6、7戦に全勝しなければならない。はたしてメッツは、このままリーグ優勝決定シリーズで敗れてしまうのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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