「まるでボランチのようだ」鈴木彩艶の足技に海外メディアが驚嘆!「素晴らしいフィード」

 開幕直後は、積極性が裏目に出ることもあった。チームの結果にも響き、批判も浴びている。だが、力を評価することは少なくない。若さゆえに、将来性も期待されている。

 パルマに所属する日本代表GKの鈴木彩艶は、開幕戦での失点につながるミスや、第3節ナポリ戦での退場を批判された。一方で、鋭い反応のファインセーブや、正確なキックを駆使した攻撃参加には賛辞が寄せられている。

 パルマ専門サイト『Parma Live』は10月17日、「ザイオン・スズキは日々向上している。パルマに来たときにすでに持っていた多くのクオリティを発揮している」と称賛した。

「ゴールマウスに立って守ることだけでなく、足技もだ。周知のとおり、ファビオ・ペッキア監督のプレーはGKを絡めることが多い。日本人選手はパルマのスタッフとしっかり取り組み、足技に関しても素晴らしい守護神となった。現代サッカーにおいては大きなことだ」

「実際、スズキはパス回しやビルドアップで有能であり、まるでボランチのようだ。素晴らしいフィードの才能も持つ。これらの特長すべてから、パルマはこの夏彼を獲得したのだ」
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 さらに、同メディアは「まだアシストには至っていない(攻撃陣の決定力不足も一因のときがある)。だが、すでに2ゴールに絡んだ。フィオレンティーナ戦の先制点は、まさにスズキの完璧なフィードから生まれた。ミラン戦の序盤も彼からのアクションがマンのゴールにつながった」と続けている。

「スズキはまだ若い。成長の余地は大きい。そしてもちろん、ペッキア監督とのこれからの仕事は、さらなる上達に大きく役立つだろう。ここまで見てきたことを分析する限り、今季彼が直接アシストを記録しても、そのロングフィードのクオリティから、目新しいニュースとはならないだろう」

 前節ボローニャ戦では、チームが後半序盤から数的不利に陥ったなかで、今季初のクリーンシートを達成した。日本代表でもワールドカップ・アジア最終予選の2試合で許したのはオウンゴールの1点だけだ。22歳の守護神が、GK大国イタリアでさらに飛躍を遂げることが期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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