11月19日に開幕する男子テニス国別対抗戦「デビスカップ・ファイナルズ・ノックアウトステージ」(スペイン・マラガ/ハードコート)で現役最後の試合を戦うラファエル・ナダル(スペイン/世界153位)。この大舞台に向けて「気持ちの準備はできている」と意気込みを語っている。
現在開催中のエキジビジョンマッチ「シックス・キングス・スラム」(10月16日~20日/サウジアラビア・リヤド/室内ハード)に参戦しているナダル。現地17日に行なわれた準決勝では、同胞の後輩であるカルロス・アルカラス(同2位)に健闘を見せたが、3-6、3-6で敗北を喫した。
試合後の記者会見では、11月のデビスカップ(国別対抗戦)のオランダ戦に向けて意欲を示しつつ、身体の状態によってはプレーを控えると語った。
「体力的にもテニスのレベル的にも、あと1カ月は準備期間が残っている。チームの勝利に貢献できるよう、良いコンディションで臨みたい。もし、シングルスへの準備ができていないと感じたら、真っ先に言うつもりだ。試合に勝つ準備ができていないと感じたら、コートに立つことはない」
また、デビスカップのダブルスでは、7月の「パリ五輪」に続いてアルカラスとペアを組む可能性があるナダル。現役生活を退いた後は21歳のアルカラスに何か指導できることがあれば、スタンバイしておくつもりだという。
「彼は、今持っているものでうまくプレーするだろう。常に学んでいるし、あらゆる面で成長している。もちろん、彼が僕を呼びたければ、いつでも準備はできているよ」
なお、もう一方のシックス・キングス・スラム準決勝ではノバク・ジョコビッチ(セルビア/同4位)がヤニック・シナー(イタリア/同1位)に敗れたため、現地10月20日の3位決定戦では、宿命のライバルであるジョコビッチとの対戦が決定。「この試合でもう一度対戦できるのは楽しいだろう。良いレベルのエンターテイメントを作り出せるといいと思う」と意欲を語った。
構成●スマッシュ編集部
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