【NOAH/LIMIT BREAK】“道頓堀の新鋭"晴斗希奮戦も…潮崎が世界ヘビー堂々初防衛 11・24新木場で石川修司迎撃へ

『ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK.4』東京・品川プリンスホテル Club eX(2024年10月20日)
世界ヘビー級選手権試合 ○潮崎豪vs晴斗希×

 TEAM NOAH主体興行『LIMIT BREAK』品川大会のメインで、世界ヘビー級王者・潮崎が道頓堀プロレスの新鋭・晴斗希の挑戦を熱闘の末に退けて初防衛に成功。名乗りを上げた石川修司の挑戦を11・24新木場大会で受けることが決定的となった。

 9月末に負傷欠場からの復帰した潮崎だが、LB参戦を続けてきた晴斗希にピンフォール負け。晴斗希が世界ヘビー挑戦を迫って、品川を舞台に王座戦が決まった。

 千載一遇の功名のチャンスに燃えまくった晴斗希が攻めに攻めた。場外戦で潮崎の逆水平を鉄柱に誤爆させると、豪腕を封じるべく右腕への一点集中攻撃を展開。潮崎も痛む右腕で逆水平を唸らせるが、晴斗希の気持ちは燃え盛るばかり。ダイビングボディアタックや変型抱え込み式バックブリーカーなど持てる力を思う存分に発揮して、潮崎を追い詰めた。

 しかし、潮崎も9・28横浜大会でピンフォールを奪われた変型エル・モメント・デ・ムエルテ(両腕クロス式変型一本背負い)を必死に阻止。ここ一番で繰り出す雪崩式旋回ブレーンバスターかで流れを変える。

 勝負を捨てない晴斗希は豪腕狙いをかいくぐり、エル・モメント・デ・ムエルテ(両腕クロス式変型バックフリップ)で再び王者追い詰めると、「もらった!」と得意のフロントハイキックを狙うが、避けた潮崎は左腕ラリアット、フィッシャーマンバスターと一転して猛攻。晴斗希の抵抗をワンツーエルボー、ローリングエルボー、ランニングエルボーのエルボーコンボで鎮圧すると、最後はショートレンジの豪腕ラリアットで3カウントを奪取した。

 晴斗希のポテンシャルを引き出したうえで、最後は堂々と跳ね返しての横綱相撲。世界ヘビー級王座初防衛に成功した潮崎は、「晴斗希選手、初防衛戦が晴斗希選手が良かったです。ありがとうございました。あなたにその気があるなら、どこででも何度でもやりましょう」とマイクで呼びかけ、晴斗希も「もう一回だ」と地声で応えてから姿を消した。

 入れ替わるように現れたのが石川だった。この日、藤田和之と壮絶ドローを繰り広げたばかりの石川は「今日、藤田とやって、勝ってはいないんだけど、LIMIT BREAKであと俺が味わってないのは潮崎、お前だよ。このLIMIT BREAK、TEAM NOAHが引っ張ってるのかもしれないけど、俺も第1回から出てるんだ。俺がそのベルトを獲って、LIMIT BREAK、俺が引っ張っていってやるよ。潮崎、俺の挑戦を受けろ」と迫った。

 潮崎も「石川選手、LIMIT BREAKは誰が引っ張る? その大会で一番目立ったヤツが引っ張るんだよ。そういう存在にLIMIT BREAKでなるためには、あなたとの闘いは逃せない。挑戦はいつでも受けましょう」と即諾し、「次回LIMIT BREAKでどうですか?」と11・24新木場大会を指定。無論、石川も「断る理由はねえよ」と即諾し、「潮崎vs石川」の新木場決戦が決定的となった。

 改めてマイクを握ったTEAM NOAHの“大将”は「新しい闘いが始まる。そして終わりもあると思う。LIMIT BREAKはそのすべてを”ちぃのあ”の皆さんに見せていきます。皆さんの声がこのリングに届く限り、俺たちは闘い続けます。またこの闘いをみにきてください、ありがとうございました!」と感謝したうえで、「I AM NOAH! WE ARE NOAH!」を唱和して締めくくってみせた。