米メディア『Last Word on Sports』では現地時間10月18日、今オフでのFA市場に関するトピックを配信。今季、高いパフォーマンスを披露しFAを迎える、各チームの主力投手の去就を論じる内容となっている。
その中では、ヒューストン・アストロズからFAとなる菊池雄星の今後も占っており、「33歳の彼はヒューストン・アストロズにとって貴重な投手と見なされるだろう。トロント・ブルージェイズでの悪いスタートから持ち直し、アストロズで10試合に先発し、2.75のERAで76奪三振を記録した」として、夏のトレード移籍後の活躍を称賛。その上で、「彼は初の200奪三振シーズンを達成し、アストロズは彼と再契約する可能性が高いと見られている」と綴っている。
また、菊池ともう1人、現所属球団との再契約を予想するのはニューヨーク・メッツのショーン・マナエアだ。同メディアは、「マナエアは2024年にニューヨークで素晴らしい成績を残しており、3.47のERAと184奪三振を記録。32試合で先発し、キャリア最高のイニングを投げた。メッツはためらうことなく彼との再契約を望むだろう」と見通している。
【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 愛犬デコピンも登場 さらに、ロサンゼルス・ドジャースの地区優勝に貢献したジャック・フラハティも取り上げられており、こちらは他球団と契約する可能性が高いと指摘する。同メディアは、シーズン毎の成績の波が大きいと評した上で、「フラハティと契約することはどの球団にとっても賭けであるが、ニューヨーク・メッツは喜んでそのリスクを取るだろう。メッツはローテーションを改善するために先発投手が必要だ」とその理由を説いている。
そして、そのドジャースには、アトランタ・ブレーブスからFAとなるマックス・フリードが加わると予想する。今季、11勝をマークしたものの「最近数シーズンでは健康に悩まされてきた」とコンディション面を不安視。それでも、カリフォルニア州出身のフリードの地元に近い球団であることも理由の一つに挙げ、「ドジャースは健康な投手を必要としておりフリードが最適とは言い難いが、問題にはせず獲得に動くだろう」と論じている。
トピックでは他にも、ボルチモア・オリオールズのコービン・バーンズがサンフランシスコ・ジャイアンツへ、また、ニューヨーク・ヤンキースのゲリット・コールがアストロズへ移籍するなどの予想が綴られている。果たして、それぞれの投手が実際にどんな動きをみせるか。注目を集めるストーブリーグがまもなく始まろうとしている。
構成●THE DIGEST編集部
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