ロザン・宇治原vs菅も白熱
2回目のオープニングでは、ロザン・菅がいきなり「日ごろからSDGsのすべてをやっている」と切り出すと、「それに引き換え、相方の宇治原はSDGsが何かもわかっていない」と批判します。すると宇治原が「持続可能な開発目標、Sustainable Development Goalsや!」と正式名称をサラリと言ってのけ、客席から大きな拍手が起こりました。
この回のディベートのテーマは、まずは「食品シェアアプリ」についてから。イギリスの食品シェアアプリ「OLIO(オリオ)」は、ユーザーが食品の写真を撮り、説明を書いてアプリにアップロードすると、その食品がほしい近隣住民とマッチングして、食品を受け渡すことができるサービスです。
出典: FANY マガジン
賛成派(宇治原、木佐)、反対派(菅、ちろる)に分かれて並びを見た瞬間、「参りました」と頭を下げる菅ですが、いざ討論が始まると、客席を見渡して「恐らく今日いる人たちはアプリの操作ができません」と普及の難易度を指摘しながら笑いを誘う、堂々とした演説ぶり。
「買ったもののどうしても食べきれなかった経験ないですか?」という宇治原の問いかけにも、「ご近所付き合いイヤですよね?」と菅が会場をあおると、客席からなぜか大きな拍手が起こり、反対派が勝利をもぎ取りました。
出典: FANY マガジン
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スティーブ・ジョブズばりの菅!?
続くお題は「24時間利用可能!困った人のための冷蔵庫」。インド南部にあるレストランでは、店の前に24時間、誰でも自由に開けて料理を持ち出せる「冷蔵庫」が設置されていて、どうしても食事に困った人は、この冷蔵庫から料理を取り出して食べることができます。
当初は、お店で余った料理を入れていましたが、いまでは近隣の飲食店から提供があったり、地域の人々が差し入れをしたりするようになったそうです。
出典: FANY マガジン
このテーマの賛成派は(宇治原、ちろる)、一方の反対派は(菅、木佐)です。宇治原が「日本の飲食店で実施するなら、店側が責任を持って管理するから安心」と意見すると、菅はスティーブ・ジョブズばりに舞台を広く歩き回って、こうまくしたてます。
「何もしなくてもゴハンが食べられるようになっても、皆さんは働きますか? 顔を見ればわかります。皆さんは働きません! 今日も無料だから、このイベントを見に来てるだけ!」
出典: FANY マガジン
これが観客の心をつかみ、またしても菅率いる反対派が勝利!
まさかのディベート全敗となった宇治原が「次はSDGsクイズにしてください」と悔しさを露わにしながら、笑いの絶えないトークディスカッションは幕を閉じました。