「批判はアンフェアだった」酷評されてきた鎌田大地が汚名返上の決勝弾! 地元メディアは感服「カマダは多くの人が間違っていたと証明するだろう」

 カップ戦の8強にチームを導いた一発は、流れを大きく変えるだろうか。

 クリスタル・パレスの鎌田大地は10月30日、リーグカップ4回戦のアストン・ビラ戦で決勝点をあげた。チームメイトの負傷を受け、前半18分に急きょ途中出場すると、タイスコアで迎えた64分に見事なシュートでネットを揺らしている。

 鎌田のゴールは8月27日に行われた同じリーグカップの2回戦、ノーリッジ戦以来約2か月ぶり。このノーリッジ戦で1得点・1アシストをマークした日本代表MFは、QPRとの3回戦でもアシストを記録しており、3試合連続で得点に関与したかたちだ。

 フランクフルト時代の恩師オリバー・グラスナーに誘われ、ラツィオを1年で退団し、パレスに加入した鎌田だが、イングランドでの1年目は決して順風満帆ではない。プレミアリーグでは9試合のうち4試合でベンチスタート。得点やアシストはなく、失点に絡んで批判も浴びた。

 それらの声に対する返答だろうか。鎌田はSNSにアストン・ビラ戦のゴールセレブレーションの写真を投稿。「I just keep trying.(トライし続けるのみ)」との一文を添えた。
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 この投稿に注目したのが、パレス専門サイト『We Are Palace』だ。10月31日、「このメッセージは、ここまでのパレスでの貢献に不満だったファンに直接向けられているようだ」と報じている。

「今シーズン、カマダはここまでパレスのファンから叩かれてきた。何度もパフォーマンスを批判された。しかし、苦しんでいたパレスに加入し、新たなリーグに来たことを考えれば、これらのリアクションはアンフェアだったかもしれない。カマダがこれからチームと向上していけば、多くの人が間違っていたと証明するだろう」

 これまで鎌田に厳しい言葉をぶつけてきたパレスのサポーターたちも、そうなることを願っているだろう。チームはリーグ前節、トッテナムを下し、待望の初白星をあげている。公式戦3連勝を目指す11月2日のウォルバーハンプトン戦でも、鎌田の活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部 

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