久しぶりの先発出場で見せたパフォーマンスに、指揮官は満足感を表した。地元メディアから賛辞も寄せられている。ただ、リバプールにおける遠藤航の苦境は続くかもしれない。
10月30日に行われたリーグ・カップ4回戦のブライトン戦で、遠藤は約1か月ぶりにスタメンに名を連ねた。ダブルボランチの一角としてプレーし、3-2の勝利に貢献している。
過密日程の中でターンオーバーに踏み切ったアルネ・スロット監督は、遠藤らこれまで出場機会が少なかった選手たちの出来をたたえた。専門サイト『THIS IS ANFIELD』は、「日本人選手はピッチ上では依然としてレッズにとって貴重な存在」と称賛している。
一方で、中盤で遠藤と組んだ“新星”タイラー・モートンの評価も芳しい。一部メディアは、遠藤を上回る存在になり得ると報じた。
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『Rousing The Kop』は「現在、中盤におけるスロットの5番目の選択肢は、ワタル・エンドウだ。しかし、ブライトン戦でのエンドウのさびついたパフォーマンスは、彼がまだ指揮官の望むMFでないことを示した」と伝えている。
「ポゼッション時により優れ、だがタックルでも粘り強く、モートンは日本代表キャプテンよりも自然にフィットする。結果として、22歳が序列でエンドウを上回るべきだ」
また、『Liverpool.com』も「(モートンは)リバプールが望むスタイルに合うはずだ。エンドウとライアン・フラーフェンベルフなら、後者に近い。技術的には非常に才能があり、明確な弱点はない」と報じた。
「フラーフェンベルフや全盛期のファビーニョのような機動力がないかもしれない。だが、エンドウよりも『スロットの選手』であることは確かだろう。その証拠に、フラーフェンベルフが休息を必要とする際、彼らは常に出場機会を争うはずだ」
「より屈強で機能的なMFであるエンドウだが、ボール保持時にスロットが中盤の底に求めることをやれるのか、議論があるのは疑いない。モートンはより未熟ながら、今後のキャリアでいつかそういった高みにたどり着くことができるのではないか」
リバプールという世界的強豪において、ポジション争いが激しいのは当然のことだ。ただ、日本代表の主将がなかなかピッチに立つ機会を得られないことを懸念する声があるのも確か。冬の移籍を巡る雑音も増していくなか、遠藤はスロットの下でどれほど試合に出られるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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