【NOAH】宮脇が会心のYO-HEY撃破、ジュニアT4強入りで「俺がノアジュニアの顔になる!」

『SUNNY VOYAGE 2024』横浜ラジアントホール(2024年11月2日)
「N Innovation Tournament」1st ROUND ◯宮脇純太vsYO-HEY×

 GHCジュニア次期挑戦権を争う『N Innovation Tournament』1回戦で、宮脇がYO-HEYから会心勝利。「ノアジュニアの顔」宣言を放った。これにより11・6後楽園大会の同トーナメント準決勝2試合は「宮脇純太vsAMAKUSA」「菊池悠斗vsドラゴン・ベイン」に決まった。

 横浜メインに据えられた宮脇とYO-HEYによる1回戦。そもそもトーナメント開催のきっかけを作ったのが、この二人だった。

 9月末、YO-HEYがジュニアタッグ王座防衛を果たした試合後に、ジュニア二冠を目指してシングル王座挑戦を表明。もともと名乗りを上げていた宮脇がすかさず“待った”をかけ、王者ダガが「一番強いヤツを決めろ」と提案してトーナメント開催へと至った。

 オレンジ基調の新コスチュームで現れた宮脇の気迫が目立ったものの、YO-HEYも“前のめり”な宮脇を老かいに翻ろう。逆に的確に顔面を狙ったトラースキックや低空ドロップキックを重ねて、着実に必殺・顔面Gへの布石を打ち込んでいった。

 それでも食らつき続けた宮脇は、中盤過ぎに起死回生の雪崩式ファルコンアロー発射に成功。場内も大きくどよめくなか、明らかに表情が変わったYO-HEYも、低空ドロップキック→低空顔面Gで応戦して一気にトップギアへ。さらにはコーナーに上がってスーパー顔面Gを狙う。

 だが、宮脇も回避。ならばとトラースキック→正調顔面Gを狙ってきたYO-HEYを避けるや、前哨戦でYO-HEYを破ったスクールボーイ→逆回転の連続式丸め込みで3カウントを迫る。肩を上げられても、再びYO-HEYが狙ってきた顔面Gを今度は空中キャッチし、執念で担ぎかえての一本背負い式のファルコンアローへ。さらには正調の一本背負い式ファルコンアローで叩きつけ、合唱とともに3カウントが数えられた。

 すでにキャリア7年、2度の海外遠征を経てもチャンスをつかみきれない現状が続いていた宮脇が、会心のYO-HEY粉砕。雄叫びを上げて喜びをあらわにするや、「GHCジュニアタッグ王者・YO-HEYさんに勝ったぞ!!」と絶叫し、場内がジュンタコールに染まるなかで、「Face of NOAH! 俺がノアジュニアの顔になる!!」と宣言して締めくくってみせた。

 これにより11・6後楽園大会の同トーナメント準決勝2試合は「宮脇純太vsAMAKUSA」「菊池悠斗vsドラゴン・ベイン」に決定。分水嶺となる大きな1勝を手にした宮脇が、このままノアジュニア新時代へと突っ走るか。

【宮脇の話】「よし、よし。やっと、やっと一歩進めました。このトーナメントでさらにノアジュニアを僕が盛り上げます。なぜなら…フェイス・オブ・ノア、俺がノアジュニアの顔になるから」

【YO-HEYの話】「正直しょっぱい話、自分自身ちょっとそういう考えというのがあって、負けました。宮脇純太にシングルマッチで初めて負けました。まあ、悔しいけど、次につなげるとかどうこうっていうよりかは、今日でようわかった。宮脇純太は立派なノアジュニアのライバルのひとりや。これから覚えとけ」

【AMAKUSAの話】「宮脇殿、輝き溢れる見事な勝利でございました。我もそなたとの戦い、楽しみにしておりまする。11月6日、聖地・後楽園にて、我らジュニアをさらなる高みに導く戦いをいたしましょう。どちらが百獣の王に挑むかという問いかけは愚問でございまするか」