『レッド・ワン』豪華キャストがクリスマスカラーで登場!ワールドプレミアオフィシャルレポート

「ジュマンジ」シリーズのドウェイン・ジョンソン、「キャプテン・アメリカ」シリーズのクリス・エヴァンスがタッグを組んだ『レッド・ワン』(11月8日公開)。このたび、本作のワールドプレミアオフィシャルレポートが到着した。


【写真を見る】ワインレッドの衣装で登場しファンと交流するドウェイン・ジョンソン / [c]2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
本作は、サンタクロースの護衛隊長にして、子どもたちの笑顔を糧に自身の仕事を全うする心優しいマッチョ、カラム(ジョンソン)と、世界一の追跡者(トラッカー)にしてお金のためならなんでもする賞金稼ぎであり、サンタクロースの存在を一切信じないジャック(エヴァンス)が手を組み、クリスマスイブ前夜に誘拐されたサンタクロースを救出し、クリスマスを取り戻すために立ち上がる、アクションコメディアドベンチャー。コードネーム“レッド・ワン”ことサンタクロースを演じるのは、『セッション』(15)でアカデミー賞を受賞したJ・Kシモンズ。このほか、ルーシー・リューにキアナン・シプカ、ボニー・ハント、クリストファー・ヒヴュ、ニック・クロール、ウェスリー・キンメルといった豪華キャストが出演する。

日本時間11月4日にドイツ、ベルリンで開催されたワールドプレミアに、主演のジョンソン、エヴァンス、シモンズやジェイク・カスダン監督などが登場。クリスマスツリーやイルミネーションなど華やかな雰囲気のなか、ジョンソンとエヴァンスはそれぞれワインレッド、モスグリーンのクリスマスカラーの衣装で登場し、相性ぴったりの様子を見せた。クリスマス映画の新定番というだけあって、会場のファンのなかには子どもたちの姿も見られ、エヴァンスが小さな子どもとハイタッチする場面も。あたたかいムードのなか全世界ではじめて『レッド・ワン』が上映され、上映前の挨拶で主演のジョンソンは「とにかく楽しんでもらえたら嬉しいし、たくさんの愛をありがとう、僕たちからも愛を」と大盛り上がりの観客に向けてコメントした。


ジョンソンとエヴァンスはそれぞれワインレッド、モスグリーンのクリスマスカラーの衣装で登場 / [c]2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
プレミアの翌日に行われた記者会見では世界中の記者から質問が集まり、上映での反響についてカスダン監督は「こんな反響ならいつでも大歓迎ですね。この作品のもっとも胸躍る要素がまさに新しい北極のサンタや魅力的なキャラクターたちで、これまでに見たことのない形でサンタの物語を紡ぐ術を模索しました。サンタのことを、これまでずっとある姿として見てきましたが、本作の素晴らしいワクワクするアイデアというのは、“カーテンを少し開けて、サンタの本当の姿を見ることができるとしたら?”というものでした。本作のそういった要素は全て、種となるアイデアから生まれました。考案したのは脚本を担当したハイラム・ガルシアで、彼がドウェイン・ジョンソンとともに、早い段階でクリスと僕を起用してくれた。一同の機動力となったのは、彼のアイデアだったんです」コメントした。

アクション映画とホリデー映画の絶妙なバランスで作られている本作についてエヴァンスは「チーム全員でその秘訣を見出そうとしました。クリスマスには素晴らしい言い伝えがありますが、それは僕たちが子どもの頃から親しんできた物語だけでなく、世界共通なんです。そんな物語、神話といったものを聞くうちに、ある種のアクションアドベンチャー映画が求められていると感じました。だから、みんなが思うほど難しいことではありませんでした」とコメント。ジョンソンは「僕もそう思う」と共感し、「脚本家のハイラム・ガルシア、クリス・モーガン、そしてジェイク(監督)が加わり、チームそのものが、典型的なクリスマス映画には見られないような、大掛かりなアクションのスケールに適していたんだと思います。俳優陣はみな才能豊かな人たちばかりで、クリスマスを愛して集結し、誰もがそれぞれの役にピッタリの役者たちでした。そして、僕たちは決定的なサンタクロース像を作りあげたんだ!」とマッチョサンタに自信たっぷりの様子を見せた。


『レッド・ワン』は11月8日に公開される / [c]2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
最後にジョンソンは、自身にとってのクリスマスを聞かれ「家族全員が揃うことが、我が家で一番大切な家族の伝統。僕が子どもの頃は、父はいつも出かけていて、クリスマスにいつも自宅にいるわけではなかった。僕たちのような仕事をしていると、この期間仕事をしなければならないこともある。だから、僕にとっては、家族全員が揃うことが、一番大切なこと。それからクリスマスツリーの下に、良いプレゼントを置いておいてもらうこともです。プレゼントが欲しい!俺にくれ!」、エヴァンスは「ジャックは誰もが2度目のチャンスを与えられるべきだというモットーを象徴している。この映画が見事にやってのけたと思うのはまさにその点で、クリスマスシーズンに感じるべきハートや人間性を描いています。それは人に対する善意や、(人生における)優先順位を忘れないことであり、特に許しを乞う人にとっては、2度目のチャンスを与えられることなんです」とアクションやコメディ要素だけでなく、クリスマスに大人も子どもも楽しめ、心温まる映画として作品をアピールした。

はたして彼らはクリスマスを取り戻すことができるのか?クリスマス映画の新定番となる、本作の公開を楽しみに待ちたい。

文/鈴木レイヤ