『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「悪魔の実」のなかで最弱といえばどの能力を思い浮かべますか?
『ONE PIECE ワンピース 17THシーズン ドレスローザ編 piece.19』DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
200以上登場してきた悪魔の実、強そうなものの一方で
『ONE PIECE(ワンピース)』を代表するアイテム「悪魔の実」は、これまでで200以上登場しています。主人公のルフィが食べた「ゴムゴムの実」を始め、「ヤミヤミの実」「ゴロゴロの実」など作品に触れたことがある人であれば強力な悪魔の実をいくつも思い浮かべられるでしょう。
しかし、その逆の「弱い悪魔の実」を問われてパッと思い浮かぶ人は少ないのではないでしょうか。ただし25年以上と長い歴史のある『ONE PIECE』だけに、振り返ってみれば以下のようにいくつか「あれ、これって戦闘では弱くない……?」と思わされる悪魔の実も存在します。
メロメロの実(ボア・ハンコック)
元「七武海」メンバーである「ボア・ハンコック」が活用するだけあって「メロメロの実」が弱いというイメージを持つ人が少ないでしょう。その能力は老若男女問わず「魅了した相手を石化する」というもので、石化は能力者本人にしか解けません。
一見、戦闘でも大きな効果を発揮しそうですが、あらゆる対象を魅了できるのは「世界一」と謳われる美貌をハンコックが持っているためです。仮に美貌やカリスマ性を持たない普通の人がもしメロメロの実を食べたとしても、ほとんど機能しない「大ハズレ」の悪魔の実となるでしょう。
ナギナギの実(ロシナンテ)
「ドフラミンゴ」の実弟であり、海軍の中佐であった「ロシナンテ(コラソン)」が能力者である「ナギナギの実」は、かなり活躍の場が限定されそうな悪魔の実でした。その能力は対象が出す音を消したり、周囲の音を聞こえなくさせたりするというものです。
暗殺や尾行といった諜報活動では役立ちそうですし、「ウタウタの実」など音を扱う能力者には天敵となり得るかもしれません。しかし音を消せても姿は見えるため、正面から戦う場面で有効活用するのはかなり難しそうです。
ジャケジャケの実(ケリー・ファンク)
「ジャケジャケの実」は「自身をジャケット状にして誰かに着せることで体を乗っ取る」という特性があります。この実の能力者であるケリー・ファンクは「ドレスローザ編」におけるコロシアムでの「メラメラの実」争奪戦の参加者ですが、臆病な性格ながら強靭な肉体を持つ弟のボビー・ファンクにジャケットを着せることで、その戦闘力を発揮しました。
ただしケリーにとってのボビーのように絶対的な協力者がいればいいものの、無理やりジャケットを着せるようなことはできないため、自らジャケットを着る「誰か」が必須という制限がかなりのネックとなります。
どの悪魔の実が一番「弱い」?
ほかにも衣服を自由に変化させる「フクフクの実」や、体をベリーのようにして分離/合体できるようなものの、作者にも「面白能力」と言及されている「ベリベリの実」など、戦闘であまり役に立ちそうにないものは意外とあります。数多くある悪魔の実のなかで、みなさんはどれが一番弱いと感じるでしょうか?