みなさんは毎クール何本くらいのアニメを観ているでしょうか? そしてその選別方法は? 今回は2024年上半期のTVアニメシーンを振り返りつつ、読者のアニメ視聴状況に関するアンケートを実施します。



TVアニメ『葬送のフリーレン』最終回のカット (C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

【投票結果】今は1クールに何本アニメを観るのが普通?

え、2024年アニメがもう半分終わった?

 少し前までであれば春&秋クールは本数が多く、夏&冬クールは少なめでしたが、近年はその傾向も弱くなり今年は冬も春は60以上もの新作が放送されました。

 まず冬クールは、2023年秋から続く『葬送のフリーレン』『薬屋のひとりごと』というヒット作の2クール目が話題をさらい続けました。どちらも年間トップクラスで盛り上がった作品だけに、今でも印象に残っている人も多いのではないでしょうか?

 しかし新作の勢いも負けておらず、夏まで話題を提供し続けてくれた『ダンジョン飯』や恋愛ものの『ゆびさきと恋々』や『僕の心のヤバイやつ 第2期』などのクオリティの高い正統派に、アクの強いロボットアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』やエロコメディ『魔法少女にあこがれて』といった個性派も粒ぞろいでした。主題歌がバズりまくった『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』も忘れられません。

 一方の春クールでは、冬に続いての『ダンジョン飯』を始め大作がずらりを並びます。『ゆるキャン△ SEASON3』や『この素晴らしい世界に祝福を!3』などの異世界転生ものの人気シリーズ、そして遅れて始まったにも関わらず話題集中の『鬼滅の刃 柱稽古編』などアニメファンなら観ておきたいものばかりでした。

 また『ガールズバンドクライ』や『響け!ユーフォニアム3』『ささやくように恋を唄う』などの音楽ものを中心に、『声優ラジオのウラオモテ』『夜のクラゲは泳げない』など「女の子のギスギス」が妙に目立ったクールでもあります。

上半期、あなたはどれくらいのアニメを観た?

 上半期2クールだけでも触れるべき作品が多数ありましたが、今年はまだ夏と秋の2クール分が残っています。夏クールは大本命の『【推しの子】第2期』に放送前からSNSでバズっている『しかのこのこのここしたんたん』などの新作がどれくらいの存在感を発揮できるか注目です。また、秋クールには『ブルーロック』『ラブライブ!スーパースター!!』『Re:ゼロから始める異世界生活』『アイドルマスター シャイニーカラーズ』など人気作の続編の放送が予定されています。

 2024年下半期アニメへの期待も高まるなか、その前にひとまず上半期で面白かった作品やエピソードを振り返ってみてはいかがでしょうか。