[ACLE第4節]横浜 5-0 ブリーラム・U/11月6日/横浜国際総合競技場
11月6日に行なわれた横浜F・マリノスとブリーラム・ユナイテッド(タイ)とのアジア・チャンピオンズリーグエリート第4節で、横浜のアカデミー所属で2種登録のMF望月耕平(18歳)とMF浅田大翔(16歳)が公式戦デビューを飾った。
来季のトップチームへの昇格が決まっている望月は、74分からボランチで出場すると、「そんなに前に出ないで、真ん中で止まってボールを供給する」(望月)役割を全う。
一方の浅田も85分からピッチに立つと、限られた時間ではあったが果敢にシュートを狙うなど堂々としたプレーを披露した。ちなみに16歳9か月21日でのデビューとなった浅田は、クラブの最年少出場記録(これまでは久保建英の17歳2か月18日)を更新した。
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試合後、「緊張した」と話すふたりは、それぞれ手応えと課題を感じたようだ。
「サポーターの後押しもあったので、伸び伸びできました。普段(横浜ユースで)はひとつ前のポジションをやるんですけど、今日はボランチで、個人的にはもう少しボールを触って、捌けたら良かったかなと思います。それに試合中は歓声で選手たちの声が聞こえないなか、全員が要求し合っているので、自分も置いていかれないように積極的にコミュニケーションを図っていきたいです」(望月)
「チームメイトが『思いっきりやって来い』って声をかけてくれたので、それが力になりました。点を取ることだけではなく周りを活かせるのも自分の武器なので、常に出番を待ちながら、もっと鍛えて強くなりたいです」(浅田)
ブリーラム・U戦では同じく途中出場だった横浜アカデミーの先輩でもある水沼宏太は、「彼らにとっては大きな一歩。良かったねって言ってやりたい」と祝福しつつ、愛ある檄も飛ばす。
「彼らならまだまだできるし、何のために今日の試合に出たのかっていうことを理解しきれていないと思うので、そこはまだまだ甘いなと。
試合に出られた嬉しさって(ピッチのなかでの)声に表われるはずなのに、それが聞こえなかったのも残念だったし、もっと覇気があってもいい。これからマリノスを引っ張っていくっていう期待をされているのなら、なおさらそう思う」
水沼がそう発言したのは、日々のトレーニングを通じて望月と浅田の能力を把握しているからこそだろう。若きふたりが今後どんな成長を遂げていくのか、大いに楽しみである。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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