日本サッカー協会は11月7日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選のインドネシア戦(同15日)、中国戦(同19日)に臨む日本代表のメンバー27人を発表した。
10月シリーズ時の招集メンバーからの入れ替えは2人だけに留まったなか、注目を集めているのが古橋亨梧の復帰だ。セルティックのエースは、約1年間も代表から遠ざかっていた。
4年目を迎えたセルティックでは、148試合で79ゴールを挙げている点取り屋も、日本代表では21戦5発とやや物足りない数字だ。
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そのストライカーの活かし方について、森保一監督は記者会見でこう語った。
「亨梧の良さは、直近のチャンピオンズリーグの試合でも、相手のディフェンスラインぎりぎりのところで駆け引きして背後に一気に抜け出すシーンがありましたけど、そういうダイレクトプレー。直線的にゴールに向かって抜け出すプレーは活かしてもらいたいし、活かしてあげたい」
指揮官は「彼の良さを出そうと思えば、我々が押し込んで試合をしなければ、なかなか(出せない)。守備にもタスクを負ってもらわなければいけないので、(押し込まれた場合に)そこから攻撃に出て行くとなると良さは出ないと思う。より押し込んでディフェンスラインぎりぎりのところで駆け引きをしてもらうような展開に持っていかなければならない」と言葉を続けた。
アウェー2連戦とはいえ、力の差を考えれば、インドネシアと中国を押し込む展開となるだろう。スコットランドでは力が抜きん出ている絶対王者でプレーする29歳は、そうした中でゴールをこじ開ける動きは染みついている。
負傷で選外となった上田綺世の穴を埋める活躍に期待したい。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
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