日本サッカー協会は11月7日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選のインドネシア戦(同15日)、中国戦(同19日)に向けて、日本代表のメンバー27人を発表した。
今回、選外となったのが故障離脱中のFW上田綺世(フェイエノールト)だ。今予選全4試合で1トップを担ってきた前線の軸を、失うこととなった。
エースストライカーなしでアウェー2連戦をどう戦うのか。森保一監督は記者会見で、いずれも代役候補となる小川航基(NEC)、大橋祐紀(ブラックバーン)、古橋亨梧、前田大然(ともにセルティック)の名前を挙げ、こう語った。
「ターゲットタイプ、抜き出すタイプ、クロスに合わせるタイプ、一番得意なことは変わるかもしれませんが、チームとしての戦い方の優先順位は変わらない。それはボールを奪った瞬間から、できれば相手の背後、ゴールに向かって攻める、動き出す、配給するということ。そこに関しては誰が出ても変わらないかなと」
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指揮官は「小川ならポストプレータイプ、亨梧ならクロスに点を合わせるとかが特徴ですが、チームの中で優先順位の一番は相手の背後を取る。ゴールに向かってプレーできなければ起点となってプレーするというのは全ての選手に求めていきたい。チームとしての戦い方は変わらない」と強調した。
途中出場で結果を残している小川が軸となるだろうが、1年ぶりに復帰した古橋の得点力も捨て難い。1トップの起用法は、11月シリーズの鍵となるだろう。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
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