セルティックで活躍している旗手怜央が、クラブ公式のインタビューに対応。ここまでのプロキャリアへの手応えや、海外ならではの苦労を語った。
現在26歳の日本代表MFは、2020年に順天堂大から川崎フロンターレに加入。すぐさま頭角を現わし、Jリーグを代表する選手の1人となると、2年目を終えた冬にスコットランド屈指の名門セルティックに移籍した。
そして海外でも変わらず存在感を放ち、川崎とセルティックを合わせたプロ全5シーズンでリーグ制覇を達成。傍から見れば、至極順風満帆に映るなか、旗手は自分自身をこう評価した。
「すごく順風満帆に来てる感じでは思いますけど、試合に出られない時や、海外に来てすぐコンディションが良くなくて半年苦しんだとかもすごくあります。目に見えないところで苦労はたくさんしてきている方なのかなと。
ただ、その中でもタイトルをたくさん取らせてもらっているのは、すごくありがたいですし、タイトルを目ざして戦うところはモチベーションにもなります。やっぱりタイトルを取るところの執着は、プロに入ってからすごく持っていますし、他に渡したくない気持ちはすごく強くなっています」
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今月21日に27歳の誕生日を迎える。立場は中堅でも上の方になり、後輩に手本を示す場面も増えてきているかもしれない。そのなかであえて、「今もし、プロデビューしたての頃の自分にアドバイスを送るとしたら?」と投げかけられると、精神面と具体的な要素をそれぞれ挙げた。
「今もキャリアをスタートした時と変わらず、常に向上心を持って、誰にも負けずに上を目ざしたい思いはあるので、その思いを強く持つのは大事です。海外に行くと分かっているのであれば、『やっぱり英語は勉強しといた方がいいよ』ってぐらいは言っときたいかなと思います」
同じ英語でも、スコットランドの言葉は訛りが強く、理解するのがより難しいようだ。
「訛りがあって結構難しいですし、チームメイトと試合中に会話するってなると、僕が1伝えると10を速く、略してくるので分からない時もあります。ただやっぱり、ピッチ上でそういうコミュニケーションも大事だとすごくこっちに来て実感しているので、そういった部分でも英語はしっかり勉強しといた方がいいなと思います」
セルティックは今季、例年大苦戦を強いられているチャンピオンズリーグでも善戦しており、すでに2勝を達成した。旗手は“個人リーグ6連覇”はもちろん、欧州最高峰の舞台でも確かな結果を掴めるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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