代表チームに選ばれれば、選手は国を背負う誇りを感じるだろう。一方で、所属クラブにとっては、大事な戦力が怪我をするかもしれないリスクでもある。
11月7日に日本代表の最新メンバーが発表され、チャンピオンシップ(イングランド2部)のリーズに所属する田中碧が招集リストに名を連ねた。これを受け、リーズ専門サイト『MOT Leeds News』は同日、ダニエル・ファルケ監督が田中の“無事”を願っているはずだと報じている。
夏の移籍市場最終日にデュッセルドルフからリーズに加入した田中は当初、試合終了間際に投入される日々が続いた。だが、イーサン・アンパドゥとイリヤ・グルエフがそろって負傷離脱したこともあり、10月からはスタメン入り。以降、7試合連続で先発フル出場中だ。
ファンや地元メディアの間で評価を高めている田中は、リーズにとって欠かすことのできない主力。それだけにMOT Leeds Newsは「ファルケはこれから2週間のインターナショナルウィークに備えなければならない。そして彼の注目はすべて、日本代表のタナカに向けられるだろう」と報じている。
「どんな負傷でも彼が怪我をしたらリーズにとっては大惨事だ」
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同メディアは「リーグ戦でパス成功率91%、インターセプト11回、チャンスメーク7回と、タナカは今季のリーズの戦力となっている」と続けた。
「ワトフォードを2-1で下した10月22日の一戦では、パス成功率93%、チャンスメーク1回、奪還11回、地上戦デュエル勝率78%とベストパフォーマンスを披露した」
「ファルケは必ず彼を注視するだろう。リーズはもうこれ以上、シーズンのこの段階で選手を怪我で失うわけにはいかないからだ」
もちろん、ワールドカップ・アジア最終予選という大事な戦いに臨む以上、怪我を恐れて力をセーブすることはできない。ただ、誰も負傷を望んでいないのは言うまでもない。森保ジャパンでも田中が活躍し、怪我をすることなく、リーズに再合流できることを願うばかりだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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