敵地インドネシアのスタジアムで見た“驚きの光景”。日本代表に完敗も…サウジやバーレーンとは大違いだった【現地発】

[北中米W杯アジア最終予選]日本 4-0 インドネシア/11月15日/ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム

 9月にバーレーン、10月にサウジアラビアとのアウェー戦の取材を経験していただけに、いささか驚いてしまった。

 日本代表は11月15日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第5節でインドネシア代表と敵地ジャカルタで対戦。4-0で快勝を飾った。

 結果的には大差がついたとはいえ、序盤は6万人のホームサポーターの大歓声を後押しに勢いに乗るインドネシアに苦戦を強いられた。

 それでも、鎌田大地の折り返しが誘発した35分のオウンゴール、40分の南野拓実の追加点と、ゴールを重ねるごとにファンのボルテージもトーンダウンしていった。
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 ただ、後半に守田英正と菅原由勢のシュートで3点目、4点目を奪われても席を立つ観客はほとんどいない。

 勝負が決したとみるや、こぞって帰路に就きはじめ、タイムアップの際はスタンドがガラガラになっていたバーレーンやサウジアラビアのスタジアムとは大違いだった。

 しかも、試合終了後にもスタジアムに残り、インドネシア代表に拍手と大声援を送っていた。結果は完敗だったが、グループ首位の日本を相手に奮闘をした選手を称えたのだ。

 これこそが真のサポーターの姿。素晴らしい光景だった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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