リドリー・スコット監督は、「エイリアン」シリーズを1作目で離脱したことを後悔しているという。
スコットは1979年の第1弾で監督を務めたが、その後はジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャー、ジャン=ピエール・ジュネらがメガホンを執っていた。しかし、1作目の大ヒットと高評価を受け、完全に自分のシリーズにすればよかったと考えているという。
デッドラインとのインタビューでスコットはこう話す。
「僕らは居眠り運転していたようなものだ。当時のアドバイザーたちは間違いなく居眠りしてた。僕は他の作品で忙しかったけど、僕にも責任はある。だから手放したわけだけど、そうすべきではなかった」
「エイリアン」の後、スコットはハリソン・フォード主演の「ブレード・ランナー」、トム・クルーズ主演の「レジェンド/光と闇の伝説」を手掛けていた。
「ターミネーター」のキャメロン監督による「エイリアン2」には満足していたというスコットだが、ほかの作品、特に「エイリアンVSプレデター」などのクロスオーバー作品には不満があったことを明かしている。
スコットは2012年の「プロメテウス」でシリーズ復帰、その5年後には「エイリアン: コヴェナント」を手掛けた。