現地時間11月17日、メンフィス・グリズリーズと2WAY契約を結んでいる河村勇輝が、傘下のGリーグチーム、メンフィス・ハッスルでGリーグデビューを飾った。
ハッスルの7番のユニフォームに身をまとった河村は、ホームのランダーズ・センターで行なわれたオクラホマシティ・ブルー戦で先発出場。開始から2本連続で3ポイントをミスするも、身体を張った守りでテイクチャージを誘発すると、オフェンスではマイルズ・ノリスの3ポイントとレイアップをアシスト。さらに第1クォーター残り6分33秒にはステップバックの3ポイントを沈めてGリーグ初得点をマークした。
直後には相手のパスをスティールし、速攻でグリズリーズの主砲ジャ・モラントを彷彿とさせる360度レイアップを披露。惜しくもシュートは外れたが会場を沸かせ、次のオフェンスではバックドアカットからレイアップを決める。
第2クォーターは残り9分に登場した河村は、残り8分にハーフコートパスでマオジーニャ・ペレイラのアリウープ、そしてコリン・キャッスルトンのレイアップを演出。残り4分には股の間を通した華麗なパスでキャッスルトンの3ポイントを生み出すなど、前半だけで7アシストをあげた。
63-67と4点ビハインドでスタートした第3クォーター、河村は序盤にアシストを記録するも、残り6分20秒に4つ目のファウルを吹かれ、ファウルトラブルでベンチへ下げられる。
再びコートに立ったのは第4クォーター残り7分半、ドリブルアタックでディフェンスを収縮させ、レイス・トンプソンの3ポイントをお膳立て。3分40秒にはドライブからダブルクラッチ気味のレイアップでフィニッシュしたが、ハッスルは相手のローガン・ジョンソンに33得点、12アシスト、バディ・ベイハイムに12本の3ポイントを含む39得点をの爆発を許し、121-132で敗れた。
河村のGリーグデビュー戦は7得点、4リバウンド、10アシスト、1スティール。いきなり2桁アシストとパサーとしての能力を見せつけた一方で、フィールドゴール成功率25.0%(3/11)、3ポイント成功率16.7%(1/6)とシュートタッチに苦しんだ。
開幕3連敗となったハッスルの次戦は17日(日本時間18日)、敵地でテキサス・レジェンズと対戦する。
構成●ダンクシュート編集部