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考察が盛り上がるドラマ「良いこと悪いこと」狩山俊輔監督が明かす『今のところまだ誰も気付いていない』ヒントやこだわりのシーン

考察が盛り上がるドラマ「良いこと悪いこと」狩山俊輔監督が明かす『今のところまだ誰も気付いていない』ヒントやこだわりのシーン

「良いこと悪いこと」より
「良いこと悪いこと」より / (C)日テレ

間宮祥太朗と新木優子がW主演を務めるドラマ「良いこと悪いこと」(毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系/TVer・Huluにて配信)が放送中。本作は、小学校の同窓会に集まったメンバーがタイムカプセルを開け、中から6人の顔が塗り潰された卒業アルバムが発見されたことを機に同級生の不審死が始まるノンストップ考察ミステリー。今回、WEBザテレビジョンでは監督の狩山俊輔氏にインタビューを実施し、制作のきっかけや劇中に登場する平成のアイテム、撮影秘話や犯人を考察する上でのヒントなどを聞いた。

■30代のスタッフにアンケートを取って平成アイテムをセレクト

――22年ぶりにタイムカプセルを掘り起こしたことを発端に連続殺人事件が起こるという物語に加え、タイトルもとても印象的な作品ですが、どのようなことをテーマに本作を企画・制作されたのでしょうか?

誰しもが子どもの頃の記憶に関してはっきりと覚えていることもあれば、曖昧になっていることもあると思うんです。自分がしてきたことの中には“良いこと”も“悪いこと”もあって、それをテーマに物語を描くというのがプロデューサーの企画の初期段階から決まっていました。

――主人公たちの子ども時代が平成だったこともあり、BARイマクニのシーンなどは平成に流行したものが多数盛り込まれています。劇中で使われた平成のアイテムなどはどのように決めてらっしゃるのでしょうか?

30代のスタッフに、子どもの頃に流行っていたものと持っていたもののアンケートを取りまして、その中から遊戯王やボンバーマンなどおもしろいもの、使えそうなものをピックアップしていきました。ただ、アイテムごとに使用許可を取らないといけないので、ドラマ内でどういう使い方をするのかを事前に企業様に提示するために台本を急ピッチで完成させ、一つずつ許可をいただく作業がかなり大変でしたね。

■頼もしいリーダー間宮祥太朗「彼が考えた危険性をはらんだキャラクター像を採用」

――間宮祥太朗さん演じる高木について、「かっこいいリーダー」という声もあれば「二重人格ではないか?」という疑いの声もあり、複雑なキャラクター像が話題です。高木というキャラクターはどのように作られていったのでしょうか?

クランクイン前に、高木のキャラクター像についてスタッフと間宮くんで打ち合わせをしたのですが、その時に、僕らの思う高木像と間宮くんの思う高木像に少しズレがあったんですね。僕らの中では、昔いじめっ子だった高木が、今はいい子を演じているというか、どこにでもいる良きパパというイメージだったのですが、間宮くんは「高木にはまだやんちゃな部分が残っていて、髭があって髪の毛に少しメッシュが入っている危険性をはらんだキャラクターはどうですか?」と、そう提案をしてくれたんです。そこからいろいろと話していく中で、最終的には間宮くんの思う高木像でいくことに決めました。

――良きパパのイメージの高木だった場合、見え方が全然変わりますね。

そうですね。そっちのイメージで間宮さんに演じてもらっていたら、全く違うドラマになっていたかもしれません(笑)。

――現場はどのような雰囲気なのでしょうか。

間宮くんとは長い付き合いで、なんでも言い合える仲なので、すごくいい雰囲気の中で撮影ができていると思います。彼が座長としてみんなを引っ張ってくれていますし、率先して和やかな空気を作ってくれているので頼もしいリーダーです。
「良いこと悪いこと」より
「良いこと悪いこと」より / (C)日テレ


■アドリブ満載のイマクニのシーン「戸塚純貴くんには『自由に演じて』と伝えている」

――殺人事件の真相を追っていくシリアスな物語を軸にしながらも、BARイマクニではキャラクターそれぞれの楽しそうな姿や、店主・今國とのコミカルなやり取りが見られるため、視聴者にとってもイマクニの存在が救いになっているように感じます。

次々と恐ろしい方法で人が亡くなっていくので、ドラマ全体のトーンが重くなりすぎないように、せめてイマクニのシーンは登場人物や視聴者にとって癒しの空間であったらいいなと、そういったことを意識しながら作っています。

――イマクニのシーンでは、今國役の戸塚純貴さんのアドリブもあったり?

ええ、ふんだんにやってもらっています(笑)。もちろん台本に即した形ではありますが、「今國がいることで空気が少し和むようにしたいので、アドリブを入れられそうなところは自由に演じてください」と戸塚くんにお伝えしていて。彼のおかげでイマクニのシーンは少しホッとできたりするので、いいアドリブを入れてくれているなと毎回感じています。

■“いじめ”という問題に真剣に向き合った本作「僕らなりの答えを最終回で提示している」

――監督が特にこだわったシーンを教えてください。

同級生たちが死んでいくシーンは、ある意味こだわって撮っています。なぜかというと、恐ろしいシーンにただショックを受けるだけじゃなく、“切なさ”や“苦しさ”などいろいろな感情を視聴者の方に抱いてもらいたいからです。そのためには、他の考察ドラマよりも人物像を深く描かなければいけないので、そこはすごく意識して台本を作っていますね。“どうしてこの人がこんな殺され方をしなければいけなかったのか?”と、理不尽な思いを抱きながら考察していただけるとうれしいです。そのために死のバリエーションを用意していますから、最後までしっかりと見届けていただきたいです。

――SNSでの反響や視聴者の考察などはご覧になっていますか?

はい。いろいろな角度から考察している方がたくさんいらっしゃって、中にはドキッとするような核心に迫ったものもあるので、みなさんの観察力に脱帽しております。どういうわけか「6」という数字に注目している方が多く、それはすごく意外でした。思った以上に反響が大きくて驚いています。

――犯人や真相を考察する上でのヒントを可能な範囲で教えていただけますか。

1話からずっと最終話に繋がるヒントを入れ込んでいるのですが、それは今のところまだ誰も気付いていないのかなと。例えばオープニング映像に毎回数フレームの“何か”を混ぜてみたりしているので、最終話を見た後に、もう一回1話から見直してみると、“あっ!”と驚いたり、新たな発見があるのではないかなと思います。

――最後に、本作を通して描きたいことや伝えたいことを教えていただけますか。

形を変えながらも昔からずっと続いている“いじめ”という問題に対して、真剣に向き合い、どう結論づけていくのかを話し合いながらこのドラマを作っています。「良いこと悪いこと」の最終話では、僕らなりの答えを視聴者のみなさんに提示できればと思っているので、最後までしっかりと見届けていただけたらと思います。
「良いこと悪いこと」より
「良いこと悪いこと」より / (C)日テレ


◆取材・文=奥村百恵

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