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「離婚しよう」実親との同居で完璧な生活!と思っていたら…夫が別れを切り出してきたワケとは

「離婚しよう」実親との同居で完璧な生活!と思っていたら…夫が別れを切り出してきたワケとは

実親との同居で、家事も育児もなんとか回せていたころのことです。夫は仕事が多忙を極め、すれ違いの日々が続いていましたが、生活自体は安定していると思っていました。ところがある日、夫が静かに口を開き、思いもよらない言葉を告げてきたのです……。

夫が離婚を言い出したワケ

上の子が小学5年生、下の子が5歳のころ、私たちは夫、子ども2人、私の実父母を含めた6人で暮らしていました。共働きだったので、母が毎晩夕飯を作ってくれて、日々の生活をたくさん支えてくれていまいた。


もともと同居を提案したのは夫でした。あとになって本人は「そんなこと言っていない」と話していましたが、当時はそれで家族みんなが助かると思っていたのだと思います。


そのころの夫は、とにかく仕事が忙しい時期でした。帰宅が深夜を過ぎることも多く、翌朝はまた早く家を出て、土日も出勤するような毎日。家にいても落ち着いて話せる時間はほとんどありませんでした。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               

私は、子どものことや家のことを何か相談したいと思うと、ついすぐそばにいる母に話してしまっていました。母とは女同士でもあり、子育ての経験者でもあるので、話しやすかったんです。少し聞いてほしいことも、母にならその場で話せる。そうやっているうちに、家の中のことを母と決める場面が増えていきました。


たとえば、家具の配置が変わっていたり、見慣れない物が増えていたり、子どもたちのことも母と私の間では話が進んでいたり。夫は帰宅して初めてそれを知る、ということが続いていたようです。夫からすれば、「自分だけ何も知らない。何の相談もない」と感じていたのだと思います。


今振り返ると、それは無理もないことでした。私には悪気はなかったし、そのときは毎日を回すのに必死でした。でも、夫の立場で考えると、家に帰ってきても自分が入る余地がないように感じたのだと思います。


ちょうどそのころ、夫は仕事もうまくいっていなかったようで、気持ちもかなり落ち込んでいました。布団にくるまって部屋から出てこないことが増え、ある日「離婚しよう」と口にしたのです。


理由を尋ねようとしたとろ夫が「実は俺……」と先に口にしました。


「居場所がないんだ」


その言葉を聞いたとき、私は驚きとともにショックをうけました。でも同時に、夫がそう感じていたことも理解できました。相談したくても、夫はいつも仕事でいない。私は目の前の生活を回すために、母に頼っていた。どちらかが悪いと簡単に言える話ではなくて、少しずつ夫婦の形がずれていったのだと思います。


ただ、私の中でははっきりしていることもありました。一番大切なのは、やはり夫だということです。父母に助けてもらっていたのは事実ですし、本当にありがたかったです。でも、子どもたちにとって父親が家庭にいることの意味は大きい。夫が家の中で孤立したままでは、この先うまくやっていけないと思いました。


そこで、父母には家を出てもらい、同居を解消しました。生活は前より大変になりましたし、頼れる人が近くにいない不安もありました。それでも、夫婦で話し合いながら、家のことも子どものことも一緒に考えていく形に戻したかったのです。


あのときの経験を通して、家族を支えてもらうことと、夫婦の関係を保つことは、同じようでいて別のことなのだと感じました。助けがある安心感に甘えていたわけではないつもりでも、気づかないうちに夫を家の外側に置いてしまっていたのだと思います。


今は、忙しくても夫婦でまず話すことの大切さを前より強く感じています。完璧にはできなくても、生活を2人で支えている実感を持てることが、わが家には必要でした。あのとき思い切って同居を解消したことは、私たち家族にとって必要な決断だったと感じています。


著者:菊池洋子/50代女性/19才、13才の子どもたちの母。事務系の仕事で共働き中。趣味は副業とモノづくり。


※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)


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