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「マグネシウム」が不足して現れる”5つの症状”はご存じですか?管理栄養士が解説!

「マグネシウム」が不足して現れる”5つの症状”はご存じですか?管理栄養士が解説!

マグネシウムが不足するとどのような症状が現れるのでしょうか。メディカルドック監修医がマグネシウム不足で現れる症状と不足しやすい人の特徴について解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「マグネシウム」はバナナより”あの果物”に多い?過剰摂取や不足で起きる不調も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

會田 千恵美

監修管理栄養士:
會田 千恵美(管理栄養士)

認定こども園で管理栄養士として給食管理・調理・食育を行っています。離乳食アドバイザー(一般社団法人母子栄養協会)・食育インストラクター1級(NPO日本食育インストラクター協会)・和食文化継承リーダー認定を取得し、子供たちが食に興味をもち、おいしいと笑顔で言ってもらえるように励んでいます。

「マグネシウム」とは?

「マグネシウム」とは?

マグネシウムは、骨や歯の形成及び多くの体内の酵素反応やエネルギー産生に寄与しています。生体内には約25gのマグネシウムが存在し、その50~60%は骨に存在しています。
骨の弾性維持、細胞のカリウム濃度調節、細胞核の形態維持に関与するとともに、細胞がエネルギーを蓄積、消費するときに必須の成分です。多くの生活習慣病やアルコール中毒の際に細胞内マグネシウムの低下がみられ、腎機能が低下すると高マグネシウム血症となる場合があります。

マグネシウムの一日の摂取量

マグネシウムの一日の摂取量

対象(成人18歳~64歳) 推奨量

成人男性 340~380㎎/日

成人女性 280~290㎎/日

妊婦 +40㎎/日

成人男性(18歳~64歳)の推奨量は、340~380㎎/日
成人女性(18歳~64歳)の推奨量は、280~290㎎/日妊婦は40㎎/日付加する。
通常の食品以外からの摂取量の耐容上限量は、成人の場合350㎎/日、小児(3~6歳)では5㎎/㎏体重/日としている。通常の食品からの摂取の場合、耐容上限量の設定はしていません。

マグネシウムが不足すると現れる症状

マグネシウムが不足すると現れる症状

吐き気や嘔吐

胃腸に不調をきたし、吐き気や嘔吐する可能性があります。

眠気

精神が不安定な状態になり、睡眠がきちんととれず、眠気を催す場合があります。

脱力感

エネルギーの代謝がうまく行われず疲れやすかったり、精神が安定せず脱力感を感じる可能性があります。

筋肉の痙攣・ふるえ

細胞内のカルシウムとマグネシウムのバランスが崩れ、カルシウムが過剰になり、痙攣やふるえが起こる可能性があります。

食欲不振

胃腸の不調や、精神が不安定になり食欲不振になる場合があります。

マグネシウムが不足しやすい人の特徴

マグネシウムが不足しやすい人の特徴

食事制限のダイエットをされる人

ダイエットをする際に、過度の食事制限をしてしまい、たんぱく質やエネルギーが長期にわたり不足すると、たんぱく質・エネルギー障害(栄養失調、PEM)に陥ってしまいます。低栄養状態だった方に、急激に栄養素を補給すると代謝異常が起こり、電解質異常として、低マグネシウム血症がみられます。

高齢者や血圧の高い人

高齢者では、若年成人に比べて食事量が減少しやすく、食事由来のマグネシウム摂取量が不足しがちです。また、加齢に伴い腸管での吸収効率が低下することもあり、マグネシウム欠乏のリスクが高まります。さらに、高齢者は慢性疾患を有していることが多く、マグネシウムの体内バランスに影響を与える医薬品を服用している場合も少なくありません。特に、高血圧の治療に用いられるサイアザイド系利尿薬やループ利尿薬では、尿中へのマグネシウム排泄が増えることがあり、副作用として低マグネシウム血症を起こす可能性があります。

アルコール依存症の人

慢性アルコール依存症の人では、食事摂取量が少なく栄養状態が不良であること、膵炎に起因する嘔吐、下痢、脂肪便などの消化管以上、尿中への過剰なマグネシウム排泄を伴う腎機能障害、リン酸欠乏、ビタミンD欠乏症、急性アルコール性ケトアシドーシスおよび肝臓病に伴う高アルドステロン症などが、マグネシウムを減少させる原因となり得ます。

「マグネシウムが多い果物」についてよくある質問

「マグネシウムが多い果物」についてよくある質問

ここまでマグネシウムを紹介しました。ここでは「マグネシウムが多い果物」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

マグネシウムが多い食べ物はなんでしょうか

會田 千恵美

マグネシウムを多く含む食べ物には、アーモンドやごまなどの種実類、海苔やわかめなどの海藻類があります。そのほか、魚の干物や貝類、全粒穀物、豆類などにも比較的多く含まれており、日常の食事の中で幅広い食品から摂取することが大切です。

まとめ

マグネシウムの欠乏は、様々な健康障害が出ることが報告されていますが、通常の生活において、マグネシウムの欠乏症になることはまれであると考えられています。果物だけでなく、魚介類や野菜にも含まれています。同じものを毎日とるのではなく、いろいろな食べ物を食べることで、それぞれのマグネシウム以外の栄養素もバランスよく食べていただけると良いと思います。

「マグネシウム」と関連する病気

「マグネシウム」と関連する病気は8個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

循環器系の病気

高血圧虚血性心疾患

脂肪代謝異常

糖尿病慢性腎臓病

内科・婦人科の病気

骨粗しょう症


精神科系の病気

うつ病不眠症

「マグネシウム」と関連する症状

「マグネシウム」と関連している、似ている症状は12個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

マグネシウムに関連する症状

吐き気嘔吐

下痢

眠気

脱力感

筋肉の痙攣

ふるえ

食欲不振

不整脈低血圧

筋力低下

精神混乱

参考文献

日本食品標準成分表2020年版(八訂)(文部科学省)

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(厚生労働省)

厚生労働省eJIM 海外の情報 マグネシウム

配信元: Medical DOC

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