趣味が少ない
1週間当たりの趣味に使う時間が長いほど、認知症になりにくいという報告があります。
男女共に多くの種類の趣味を持つことが、認知症予防の効果を高めると示唆されています。
これは、趣味が多いと知的な刺激を多く得られることが理由と言われています。
引用文献:(3)睡眠・概日リズムの障害と認知症リスク
引用文献:(4)地域高齢者の日常・社会生活の状況と物忘れ自覚症状との関連性
引用文献:(5)高齢者の趣味の種類および数と認知症発症>
認知症の症状別、なりやすい性格とは
そもそも認知症になりやすい性格はあるのでしょうか。
性格とは、19歳頃までに完成する個人の特性であると言われています。
これからご紹介するのは、認知症の症状と認知症になる前の性格にどのような関連があるのかを調べた報告の内容です。
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勤勉な性格
勤勉な性格の人は、“脱抑制”と言われる認知症の症状を起こしやすいと報告されています。
脱抑制とは、前頭葉と呼ばれる脳の前側の部分の障害によって引き起こされ、衝動のコントロールができず突発的な行動をしてしまう症状のことを示します。
勤勉な性格の人は、「時間を守る」「几帳面」「きちんとしている」「野心がある」などの特徴があり、多くの仕事をこなし、責任感のある性格で、ストレスをため込みやすいと言われています。
ストレスは、前頭葉の機能を低下させ、脳の萎縮を進める原因になります。
そのため、勤勉な性格の人は、脱抑制を起こしやすいと言えるのです。