神経質な性格
神経質な性格の人は、“易刺激性”という認知症の症状を起こしやすいと報告されています。
易刺激性とは、ささいな刺激に反応し怒ったり不機嫌となることを示します。
神経質な性格の人は、心配性、神経質、感情的な傾向があります。
神経質な性格の人は感情のコントロールが苦手であり、認知機能が低下することにより、感情や情緒が不安定となりやすく、元々の性格が強く現れてしまうと言われています。
(広告の後にも続きます)
協調性のある性格
協調性のある性格の人は、“異食”という認知症の症状を起こしやすいと報告されています。
異食とは、食べ物でないものを口に入れたり飲み込んでしまう行動を示します。
また、協調性のある性格の人だけでなく、反社会的な性格、ナルシストな性格の人も異色を起こしやすいという報告もあります。
引用文献:(6)男女別にみた認知症高齢者の病前性格とBPSDの関連
認知症になりやすい職業とは
認知症になる危険性と職業との関連を調べた研究によると、認知的に非刺激的な仕事をしている人よりも、認知的に刺激的な仕事をしている人の方が、認知症になるリスクが低いことが報告されています。
この研究における認知的に刺激的とは「能動的」な仕事、認知的に非刺激的とは「受動的」な仕事のことを示しています。
つまり、指示されたことや決められた内容をこなす受身的な仕事よりも、自ら考え創造する自発的な仕事の方が、認知症になりにくいと言えます。
まとめ:認知症になりにくい生き方とは
これまで解説した認知症になりやすい特徴を踏まえて、逆に認知症になりにくい生き方について以下にまとめました。
ただし、性格だけは簡単に変えることができないため、それ以外の面に注目しましょう。
・生活習慣病(高血圧、糖尿病)を予防する
・睡眠の質を良くする
・社会交流を増やす
・趣味を増やす
・受動的な仕事だけでなく能動的な仕事をする
認知症になりにくい生き方、できることがあれば是非意識してみて下さい。